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ヒット祈願とメンバー愛とタイミングの話

久々というか初めてに近いくらいにはっきりと明確にこの番組で賛否両論が分かれたような気がする「日向坂で会いましょう」5thヒット祈願のチアダンス回2週目。鉄は熱いうちに打てということで思ったことをクソ長く述べます。

1.センセーショナルすぎた今回
2.メンバー愛の話
3.巻き添えとタイミング
4.成功して欲しいねってだけの話

1.センセーショナルすぎた今回

日向坂で会いましょうという番組は基本的にオードリーと日向坂が作るあの空間を楽しむ番組だと思っている。両者が互いにめちゃくちゃするのを何も考えずに笑って見ることが出来るのがこの番組の良さの一つである。メンバーが泣くシーンだって、すーじー富田が親御さんの優しさに触れて柴田理恵並のスピードで泣いたり、KAWADAさんの人を守る気持ちに感化されて泣くぐらいでしか見ないぐらいである。
すげぇ泣く日向坂の割には涙がクローズアップされるシーンは少ない。

改めて今回を振り返ろう。
同じヒット祈願回でも、先週とは打って変わっていよいよ本格的に壁にぶつかって行く各チーム。ヒット祈願回の核はこの壁にぶつかっても乗り越えるという部分にあると思う
しかし、5thヒット祈願はまだ完結していない、乗り越えたかどうかが明確に見えてこないのだ。いつもと違い、先の読めない回で視聴者の不安もマシマシになってしまう。

そんな不安を覚える中で、視聴者に様々なマイナス情報が提示されていく。
おたけが肩を痛めてフラッグ→ダンスへ、ミホワタナベが脚を痛める、みーぱんが(恐らく)どこか痛めて土台を交代、序盤からあまりに満身創痍すぎるのである。
これがもう終わったヒット祈願なら、心の中の小泉純一郎も痛みに耐えてよく頑張った!感動した!となるのだが、あくまでこれは現在進行形である。心配になる人は、ただただ心配になってしまうのだ。
そして何より今回のセンセーショナル感マシマシ回になった最大の要因は、先週の段階ではそんな素振りが見えなかった(フリが効いていた)ダンスチームである。詳しくは後述で。

他のチームもかなり大変ではあった。多忙を極める新センター加藤史帆に、側転への恐怖を語る髙橋未来虹。フラッグを巻いちゃう丹生ちゃんはなんか可愛かったね。とはいえ、そんな丹生ちゃんもいつになく真剣な眼差しで悔しそうな表情を隠さない。いつもとは雰囲気が違う、これはヒット祈願だということが伺える特徴的なシーンである。
だが、まなふぃのフラッグ回しが様になっていたり、ひよたんの成長が見られたり明るい要素も多く散りばめられていた。これもヒット祈願ならではのシーンである。ここまでは良かった、多分ここまでは。

ダンスチームの苦難

今回ここまで大きく意見を揺るがせた要因となったのは間違いなくこのシーンであろう。アクロバットチームとのダンスチームのダンス合わせのシーンである。
フォーメーションとフリを確認している最中に先生が突如集合をかけた。そして、これまでのヒット祈願では決して見られなかった他者からの厳しい言葉が飛ぶ。
「真剣な顔はいらない」
「頑張るよ!って誰か言ったことある?
ないよね?」
「いくら仕事だからといって、チアは自分のテリトリーじゃないから...じゃないの」


これらの言葉に耐えきれなくなったみーぱんが泣きながら体育館を去り、かとしが追いかける。これはバラエティではない、ドキュメンタリーなのである。起こっているのは現実だ。
推測でしかないが、メンバーの中で響いた部分もあれば飲み込めない部分もあったのでは無いだろうか。(特に仕事だから云々...の件)

みーぱんからすれば、ただでさえ多忙かつケガでポジション変更と自分に負い目を感じている中で厳しい言葉を投げかけられて、耐えきれられなくなったのかもしれない。
こちらが思っている以上に彼女たちは真剣に何事にも取り組んでいるだろうし、みーぱんの中では納得が行かない言われ方だったのかもしれない。何度も言うがこれは推測でしかない。

その後のシーンで先生が全体を集めて、チアについて話すシーンではミホワタナベや松田このは涙を浮かべながら話を聞いていた。みーぱんも立ち直って帰ってきてスタジオ披露という流れになる。
確かに流れ的にはドキュメンタリーとしてはよく出来ていると思う。だがしかし、今見ているのは「日向坂で会いましょう」というバラエティ番組なのである。視聴者が見たいのはヒット祈願の中とはいえメンバーが笑っているシーンであろう。みーぱんが耐えきれなくなったり、美穂や松田このが泣いたり苦しい顔を浮かべていたり、影ちゃんが鬼の形相をしていたりするシーンは見たくないという人も多いと思う。
少しこのあたりの描写が直情的かつセンセーショナルすぎた感は否めない。
回収されない不安とセンセーショナルな描写の数々が、日向坂で会いましょうという番組のカラーにそぐわないものだったが故に今回のヒット祈願は賛否両論を巻き起こした感はある。


2.メンバー愛の話

どのアイドルグループにしろオタクもメンバーも愛が見られるのはそうなのだが、日向坂というグループに関してはより一層そのメンバー愛やそこから来る温かな空間が好きだ!という人が多い気がする。
3年目のデビューでなっちょが苦しい時に誰かが手を差し伸べて支え合うみたいなことを言っていた気がするが、まさにそこがこのグループの魅力であるというのはおひさまなら重々承知しているだろう。
それに加えて、何でも全力でがむしゃらに頑張る姿勢に元気づけられる人も多いであろう。だからこそチアダンスは日向坂というカラーには合っていると思うんですけどもね。
それゆえに、おひさまはとてもメンバーへの愛が強いし、メンバーが落ち込んだり辛そうにしているシーンを見るとダメージを受けやすいように思える。

それを踏まえてダンスチームと先生のシーンを見てみると、先生の口から出た言葉には引っ掛かりを覚えた人もいるのではないだろうか。

「頑張るよ!って誰か言ったことある?
ないよね?」
「いくら仕事だからといって、チアは自分のテリトリーじゃないから...じゃないの」

普段の(おひさまが見える範囲での)日向坂を考えてみるとこの2つの言葉がかけられることはあまりイメージがつかない。ダンスチームのメンバーを見ると尚更そう思ってしまう。
(潮、影山、高本、美玲、金村、松田、宮田、渡邉)
これまでのヒット祈願で他者を励ましたところがカメラに抜かれているメンバーも多いし、ストイックでプロ意識の高いメンバーが集まっている印象を受ける。(個人の感想です)
そんなメンバーに対してかけられた厳しい2つの言葉、このシーンにおける先生の発言に対して異を唱えたり、中には怒りを見せる人がTwitterにはちらほらいた印象がある。

おひさまと先生なら、多分おひさまの方がメンバーのことを長く見てきているだろう。それだけに違和感を覚えた人も多かったのではないだろうか。このメンバーにかけられる言葉ではないと。
無論、あの前後やその場の雰囲気を見ていないので先生がそう感じたということは、その時に限ってはそうだったのだろう。先生としても空気を変えるための喝だったと思う。

そして、何よりもその後耐えきれなくなったみーぱんが泣きながら体育館を去り、それをかとしが追いかけるシーンはおひさまの琴線に思いっきりフルスイングで触れたであろう。
これがメンバー愛の強いおひさまの(一部の)心の中では、先生へのイメージが悪くなってしまったのではないだろうか。何を言ってるんだ先生、そんなわけがないだろう、あなたは日向坂の何を知っているんだい?と。

しかし、これだけは言いたい。先生もメンバーもどちらも悪くない。繰り返すがきっとあの場では、先生の見てる前では声かけが無かったのかもしれないし、先生にはチアはテリトリーじゃないと思っているように映ったのかもしれない。
メンバー愛の強いおひさまには、是非思うところがあってもここはぐっと飲み込んでもらって欲しい。メンバーが傷ついているのは見たくないのはわかる。でも、成功させるためにメンバーも先生も本気でぶつかり合っているのだから。
日向坂がこれからさらに高く跳ぶ大きな起点となるかもしれない。

3.巻き添えとタイミング

今回、賛否両論が渦巻いた中でもう1人物議を醸しているサトミツがいる。
松田このへの熱い贔屓のシーンであるが、メンバーも引くというリアクションを取って個人的には数少ない落ち着いて見られたシーンである。

しかし、今回に限ってはボヤ騒ぎとも言うべき事態になっている。贔屓が過ぎる、見てられないと。
結論から言えば、サトミツはタイミングがあまりにも可哀想過ぎたのである。

贔屓ネタというひなあいでは擦りに擦ったネタで、サトミツが同じように贔屓をしただけのシーンなのだが...
・見るのもハードなヒット祈願回
・メンバーにも疲労の色が見えてリアクションがいつもより小さくなった
・メンバーがマスクをしていてリアクションが分かりづらかった
・苦しいシーンを見せられてモヤモヤするけどこれをどこに向けていいか分からない
・ひらがな推し座談会で出たサトミツの贔屓はリアルすぎるという風潮


これらが全て重なった結果、今回の企画の言いようもないモヤモヤがサトミツに向かってしまったように思える。特に松田この推しの方にそういう手厳しい意見が見られたのも、今回松田このがダンスチームにいたから余計にではないだろうか。
多分、普段ならこうはならない。面白いシーンで終わりそうだったのが、色々あってボヤ騒ぎになってしまった。どうか6歳の息子に免じて許してあげて欲しい。

4.成功して欲しいねってだけの話

色々長々と語ってきたが、メンバーもおひさまも先生もオードリーもサトミツもケイマックスもみんな、今回のヒット祈願は大変だけども成功を収めて欲しいし怪我なく終わって欲しいと思っているはずだ。そこの気持ちは共通している。(していてくれ)

メンバーに思うことも先生に思うこともサトミツに思うことも企画に思うことも色々あるだろう。
これを書いている筆者も心配が0というと嘘になってしまう。
しかし本番まで泣いても笑ってもあと2日である。言いたいことは色々あるかもしれないが、とにかく無事に成功することを祈って
26日の20時に日向坂の公式YouTubeチャンネルで会いましょう。
1年半ぶりの5thシングル発売、運営の気合いの入りも桁違いである。今週はいよいよ発売ウィーク、盛り上げて行きましょうやぁ!

来週か再来週からはいつもの楽しいひなあいが見れることを期待して結びとさせていただきます。

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