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ハイヤーセルフとつながった話

正解を探す長い旅

いつも、幸せになりたかった。

と、いうよりも、どうにかして苦しさから逃れたかった。

不安や恐怖で常に頭がいっぱいで、いてもたってもいられなかった。

「このままじゃいけない」

そう突き動かされるような衝動が常にあって、いつも焦っていた。

わたしがやったことは、とにかく知識を得ること。

小学校の頃に癖毛で悩んだ時は、図書館に行き髪の毛の構造を学び、自分でストレートパーマをかけた(失敗したけどね)

何か困ったことがあっても、誰にも言えない環境だったから、

常に私は本に助けを求めてきた。

その習慣は、大人になっても変わらない。

精神疾患で苦しむようになってからは特に、心理学、ビジネス本、自己啓発本…

子どもを産んでからは育児書、発達心理学、教育学…あらゆるジャンルの本を読んだ。

どこかに、わたしを幸せに導いてくれる正解があるはず。

安心感を与えてくれる情報があるはず。

今はそれに出会えてないだけ。

だから探さなくちゃ!と、

かなり強迫的に読んでいた時期も多い。

本だけじゃなくて、ありとあらゆるブログも読んだ。

でも、これだと思えるものがなくて、首をかしげるばかりだった。

わたしを無視していたのは、私だった

最近になって、スピリチュアルな世界と出会った。

その中で、私こそが光の存在なのだと知った。

次第に、外ばかり見ていた私が、内側に目を向けるようになる。

テレビ、携帯、本を見るのをやめて、体をリラックスさせて、瞑想をしてみた。

工事現場みたいな騒がしさの頭の中。

喧しい音と振動にたじろく。

瞑想を何度か続けるうちに、少しずつ内側に静寂が戻ってきた。

内面の豊かな世界を思い出すことができた。

そして、内側とつながる中で、はたと気付いたことがあった。

……私が孤独だったのは、わたし自身を無視してたからだ

ずっとひとりで生きてきたと思ってきたけど、

どんな時も見捨てず、寄り添ってくれていた存在があった事に気づいた。

私が30年以上無視し続けても、愛し続けてくれた。

どんな時も隣で、見守ってくれてた。

気づいていないだけで、ずーっと守られてきた。

癒されてきた。励まされてきた。

いつも、優しいまなざしをもらっていた。

そう、突然気付いた。

今まで生きてこられたのは、

私の中にいる魂のわたしのおかげ。

外ばかりに目を向けて、正解を探してる場合じゃなかった。

ごめんね。本当にごめんなさい。そして、ありがとう。

自分への深い感謝と、

気付かなくてごめんねという思いがこみあげる。

30年以上も蔑ろにされていたのに、

どうして、それでも私を愛してくれるの…?

あ…そうか、これが無償の愛なんだ。

深く、宇宙のように果てしない広大さで私を包む、これこそが、愛なんだ。

私は確かに愛されていたんだ…。

私たち一人一人が、この存在に気付いた時、

世界から孤独は消え失せるんじゃないか…そんなことすら思うほどに、わたしは温かく、力強い優しさに包まれている。

そして、この魂の存在をハイヤーセルフと呼ぶと知った。

私はひとりじゃなかった。とても心強い存在と共に、守られ、生きてきたんだ。

(余談…

最近知った藤井風さんという人の

「何なんw」という曲のMVにいる白い服の男性。

これ、ハイヤーセルフだよなぁ。でも、MVでそういう概念を出すかな?と思ってたら、

本人がハイヤーとつながる曲って話しててびっくりした。スピリチュアルな世界がすぐそこまでキテるよ…!!すごいヨ…!)

内側への旅

私が求め続けた正解というのは、社会が都合よく作りだした概念で、そもそも正解なんてなかった。

そして、自分にとっての答えは、内側にこそ存在するということに気付いた。

それがわかると、焦りがすーっと消えていく。

答えは外じゃなくて、内にある…か…

今までたくさんの本を読む中で、一冊くらいは書いてあったのかもしれない。

ただ、その時は受け入れる準備ができていなくて、頭に入ってこなかった。

この体験を通して、初めて、内面の大切さがわかった。

よく、自己啓発本には「内面を磨く」と書いてある。

内面を磨くって、美しい言葉を使うとか、趣味に打ち込むとか、本を読むとか、その程度のことだと理解をしていた。

今の私の解釈では、

ハイヤーとつながって、よりクリアな自分になっていくこと。

エゴに乗っ取られずに、意識的で在るといいこと。

なのかなと思う。

内側の豊かさに気付いたことで、

今、わたしは、どんな学問よりも、どんな情報よりも、自分の内面に興味津々。

一生をかけて愛でる研究対象に気付いてしまったというか。


…目を閉じると、夕焼け空の水平線が広がる。

わたしはその光のエネルギーの強さと、美しさに圧倒され、涙が出てくる。

ふっと身体をリラックスし、目を閉じればいつでも、

広大で豊かな内側につながることが出来る。

それは、焦りから本を読んでいた時とは、全く違う瞬間。

穏やかで、温かく、包まれている感覚。

電車の中でも、目を閉じて内側の旅に出ている。(頻繁に涙が出るけど、気にしないw)

今は、果てしない内面の探究が楽しくて仕方ない。



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