帰国子女枠書類集めの全て

どうも日本に本帰国したねんです。

帰国子女枠を利用し日本の大学を受験する場合には多くの書類が必要となります。今回はその書類集めのプロセスをできるだけ詳しく簡潔にこのNoteに書かせていただきました。少し長くなってしまいましたが、これを読めば書類集めのことに関して理解が深まるはずです。そして必要な書類全てのテンプレートをここに添付しました。これらは自分が書類集めをする際に助けていただいた先輩のをベースにさせてもらいました。許可をいただきましたのでこちらのNoteで共有させていただきます。ぜひ参考にしてください。
(先輩たちの助けがなければ自分の書類集めも本帰国までに間に合っておりませんでした。本当にありがとうございました)

ではまず最初に書類集めの簡単な概要です

簡単にまとめるとこのような形になります。詳しく各ステップ説明します!

まず最初に

現地校から貰う書類で必要なのがこの4つになります。
成績証明書 transcript 
卒業証明書 certificate of graduation 
推薦状 letter of recommendation 
学校要覧 school profile 

このような書類が必要ってことだけ念頭に置いておきましょう。

Step 1: 志望校を決める

ほとんどの帰国子女はSATやTOEFLが受け終わってないため最初は志望校を決められていないのが普通だと思います。僕も最初は志望校がはっきりとしていませんでした。シンプルですが決め方としては今の実力は気にせずとりあえず行きたい大学を決めましょう。将来4年間ここに通いたい!と思えるような大学を見つけてください。統一試験などのスコアを気にするのは後でです。僕も最初は「〇〇大学行きたい!!」と家族に言っても本当に行けるのか?と疑われましたが、夢は大きくです!!志望大学が決まればその大学の一次試験を突破するのに必要なSAT・TOEFLの点数を取れるよう一生懸命勉強に励みましょう。

もし志望校が本当に決まらない場合は早慶の合格ラインと言われているSAT1400、TOEFL100点を最初は目指したらいいでしょう。

Step 2: 書類集めプランナーの作成

この4つをスムーズに集めるためには上の画像の2番目である書類集めプランナーを作りましょう。

このようなもの

書類集めプランナーとはその名の通り書類集めを効率良く完了させるためのプランナーです。ここにどの大学でなんの書類が必要なのか一目瞭然でわかるようまとめましょう。
個人的な話ですがこれを作ってから精神的にだいぶ楽になりました。これを作る前は全てが混沌としていたのですが、これさえ作っておけば必要な書類も明確にわかります。これは自分の先輩がエクセルで表を作ると便利だよと教えていただき、その表を模倣したものです。今回このnoteでシェアしてもいいと許可を頂きましたのでテンプレート(spreadsheet)へのリンクを添付したいと思います。ぜひ使ってください。

リンクをクリックしていただき、ドキュメント上の左上のfileからmake a copy をクリックし、自分の志望大学の募集要項を見て何が必要なのか確認し記入していきましょう!
(サンプルとして慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学を載せております)

募集要項は「〇〇大学帰国枠」とGoogleで調べたら出てきます!
一応ですが慶應義塾大学と早稲田大学帰国枠のページを貼っておきます。

Step 3: カウンセラーにプランナーを渡す

この記入が終わり次第、プリントしカウンセラーに渡しましょう。これによってだいぶ書類集めが楽になるはずです。このような表がないと、〇〇大学にはあれが必要、△ △大学にはこれが必要などこんがらがってしまい何が必要なのかわからなくなってしまいます。

個人的には卒業三ヶ月前(4月あたり)にカウンセラーにこのような書類が必要だよと一言メールを入れて、このプランナーを渡すことをおすすめします。書類に関してトラブルは多くありますので余裕持って行動しましょう。例としてですが僕の場合自分が通っている学校が成績証明書と卒業証明書を発行しない学校でした。これが帰国寸前に発覚したみたいな事故を防ぐためにも3か月前に聞くのがベストだと思います。時間があると色々な問題も意外と解決することも多いです。実際に結局成績証明書に関しては粘り粘り続けて特別に学校から許可をいただけました。

学校から成績証明書を直送する場合でも出願は可能ですがもし、高校が大学に送り忘れていたなどのようなことがあった場合取り返しがつきません。できる限り書類は受け取って帰国しましょう。

Step 4: 先生に推薦状をお願いする

最初は推薦状をどの先生にお願いしたらいいのかわかりませんよね。これに関しては自分の志望学部と関連してる教科を担当する先生かつ、自分のことをよく知ってる先生がいいと思います。

なかなか難しい条件だと思いますので一つでも満たしていればいいのかもしれません。自分の場合は志望学部と関連しているクラスを受けていた時コロナでオンラインだったので先生とあまり親密な関係が築けませんでした。その為4年間お世話になった仲のいいフランス語の先生に頼みました。

推薦状には注意していただきたいポイントが二つあります。

まず1つ目は推薦状は他の書類とは別に、JuniorからSeniorに上がる夏に先生に帰国枠で日本に帰る為紙媒体で今後推薦状が必要と一言言いましょう。何故かと言うと夏休みにしか書かない先生がいるみたいです。そこで夏休みしか書かないよと言われた場合、志望校が決まってないと思うのでとりあえずGoogle Documentに書くようお願いしましょう。もし年中いつでも書くよと言われた場合は他の書類と同様2・3ヶ月前に聞きましょう。

2つ目は、東京大学や京都大学などの大学では所定のものがあるということです。その場合公式サイトにPDFが掲載されているのでそこから所定の書類をダウンロードし先生に送ってください。しかし慶應義塾大学は所定のものなどはなく、自由なのでテンプレートを作って提出するのが一般です。今回は僕が実際に使ったテンプレートを添付しておきます。これは帰国界隈でも有名なあろえさんの物を参考にして作らせてもらいました。ここで共有していいと許可を頂きましたので添付させていただきます。ありがとうございます。

慶応推薦状テンプレート

Step 5: 書類集め開始

高校所定の卒業証明書などがあれば簡単だと思いますが、僕の高校はありませんでした。そういった場合にはこのテンプレートをプリントアウトしてカウンセラーに渡してください。これに校長がサインすることによってOfficialな書類として見做されます。

卒業証明書は先輩の、在籍証明書は上智大学所定のものを参考にして作りました。在籍証明書に関しては必要と明記されている大学は少ないと思いますが一応学校の人にサインしてもらい厳封してもらうことをお勧めします。書類集めプランナーと同じくリンクをクリックしていただき、ドキュメント上の左上のfileからmake a copy をクリックしてください。自分の名前・学校名を入れたらカウンセラーに渡すだけで大丈夫です。

卒業証明書テンプレート

在籍証明書テンプレート

卒業証明書に関してですが、卒業が近くならないとサインはしてもらえないと思います。なのでこのような書類を本格的に受け取れるのは卒業数週間前かと思われます。

一ヶ月後には本格的に書類を集めれば余裕で間に合うと思います。何故三ヶ月前に聞いた方がいいのかということなんですか、書類に関してトラブルは多くあります。例としてですが僕の場合自分が通っている学校が成績証明書と卒業証明書を発行しない学校でした。これを2ヶ月前に知るってちょっと怖くないですか?笑笑こう言うこともあるので3ヶ月前に聞くのがベストだと思います。

Step 6: 書類に不備がないか確かめる

書類に不備があっては元も子もありません。全ての書類に予備として+3枚持ち帰るようにしましょう。そして一枚開封ししっかりサインされているか、embossはあるか、確認しましょう。+2は追加で他の大学に出願するとなったときの予備です。

僕の妹も帰国子女枠で受験したのですが、厳封で成績証明所を頼んだところ、封が完全に開いた状態で渡されました!!厳封されていないと出願すらできません!気をつけてください。

最終的には、僕の場合成績証明書に関してはルールで発行してはダメという感じだったのですが粘って粘って何とかカウンセラー達を説得。卒業証明書はテンプレートを校長先生にサインしてもらいました。


書類集めの説明は以上になります。もし質問などがありましたら、Noteのコメント欄(下)もしくはTwitterで@kermit_clayまでよろしくお願いします。大変かと思われますが、皆さんぜひ頑張ってください!


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