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「紙」というデバイス、「人」というデバイス

こんばんは、かーでぃです。
デジタル化だー、DXだーと騒がれて久しいですが、思うようにすすみません。意識の問題もそうでしょう。変化にアレルギーを示す人、効率化への反抗勢力、様々な理由があると思います。

そんな進まないデジタル化、DX化を少し斜め上から見てみたいと思います。

アナログ情報

デジタル化を阻害する最大の敵が「アナログ情報」です。
敵というか、コレをデジタル化するために、ソリューションを入れたり、仕組みを変えたりと四苦八苦するわけです。

そのアナログ情報の最たるものが「紙」ですよね。

紙に書かれた情報は、アナログ情報のためデジタル化できません。
デジタル化するためにはAD変換をする必要があります。
※AD変換する最も優れたデバイスは人だと思っていますが…

大変な作業ですよね。
こんなことなら最初からデジタル化しよう!とみんな思うハズです。

でも、それが進まない。
なぜ???

紙のメリットについて、ChatGPTに聞いてみました。

  1. 直感的な使用感と視認性: 紙は触れたり書き込んだりすることができ、その感触や質感が直感的であります。また、紙上の情報は直接目で見て読むことができ、文字や図表が高い視認性を提供します。これにより、情報の理解や処理がデジタルよりも自然に感じられることがあります。

  2. ポータビリティとアクセスの簡便性: 紙の文書やノートは軽量で、電源や機器が不要なため、どこでも手軽に持ち運びやすいです。また、特別なアプリケーションやデバイスなしで、手軽に情報にアクセスできる特長があります。

  3. 安全性と耐久性: 紙は電子機器が故障する可能性がある状況においても、相対的に頑丈で信頼性があります。さらに、特定の環境条件においては、デジタルデータよりも紙の方が保存性が高く、データの保全がしやすいとされています。

うまく言い当てていますね。
そーなんです。楽なんですよね。電源を入れる必要もなければ、折りたたんで小さく持ち運びも便利。コピーを取って複数枚にして配布もできちゃう。

もちろん、デジタルデータだったEインクを使えば、電源を入れる必要がなかったり、コピーだってファイルコピーでいくらでも増やせちゃう。

でも、Eインク対応デバイス、1台3万円です。
紙なんて、ほぼただ同然。

コスパとしても、利用勝手で見ても、紙って優れたデバイスなんですよね。

ちなみにFAX………今の時代、FAXなんて…と思われるかもしれませんが、FAXは送られると、先方の情報が明記された「紙」で出力されます。

これ、めちゃくちゃ便利だと思いませんか?

紙のメリットにさらに追加で、業務に必要な情報が既に記載されているわけですよ。
もちろん、印刷せずにPDFで受領する方法だってあります。
でも、PDFで受領するということは、情報はモニタで見る必要があり、なおかつ必要な情報は何らかの形で取り出さねばならないわけです。

ここでまた「人」が登場したり、文字情報だけの取り出しならOCR、なんて手もあるかもしれません。

でも、PDFで受領するとやっぱり一手間二手間かかってしまいますよね。

ま、そもそもFAXではなく、電子データで最初から送ってくれ。
という話もあろうかと思います。
それが出来るところは、もちろんそれでいいんです(わざわざFAXに戻す必要なんてないですよ!)

個人的には「紙」を超える(機能的と価格のバランスが取れた)デバイスが出ないと真のペーパレス化なんて出来ないと思っています。

もちろん、ペーパレス化は推し進めるべきだとは思いますが、これまでの歴史の中で紙が生き残ってきた理由を改めて考えみるのも、いいのかな
と思いました。


文字数増えてしまったので、「人」というデバイスについてはまた次の記事で。

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