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ドコよりも早い?!WinActor7.5を触ってみた ~生成AI編②~

こんばんは、かーでぃです。
純国産RPAである、WinActorの ver7.5が本日リリースされました!
(おめでとうございますー👏)

かなり盛沢山なバージョンアップを含んでおります。
詳細はリリースノートから…

さて、この中で一番の注目はなんといっても生成AI連携ではないでしょうか?もう1つ、Pythonスクリプトの実行も気になりますし、他の機能もきになります!
ということで、これから数回に分けて、新機能をちょっとづつ確認していきたいと思いますー!!


生成AI連携(API利用)

過去、自分も何回か記事にしたりRPACommunityで登壇した「WinActorからOpenAI APIを実行する」ためのサブシナリオが付いてきます。
こちらを利用すると、めちゃくちゃ簡単にOpenAI APIに問い合わせをして、結果を得ることができました。
あの、面倒なJSON処理をしなくてもイイでのこれはめっちゃくちゃGoodです!!

過去記事はこちら

とりあえず動かしてみた

過去記事見てもらうとわかりますが、API実行後のJSON処理がクソ非常に面倒なんです。ところが!なんと!!7.5ならそんな面倒なことしなくても、1つのサブシナリオで出来てしまいます!(すごい!!)

まずは、実行結果から。1つは待機ボックスで結果を表示してるだけなので、実質1ノードで、OpenAI APIの呼び出しと、結果の取得までやっちゃってます(マジすごい!!)

では、細かく見ていきましょう

サブシナリオでの提供なので、サブシナリオの中を見ると、下の方に「生成AI」の文字が。開くと、Azure OpenAIと、OpenAIでサブシナリオが準備されています。
私は、OpenAI APIを使いますので、OpenAI版のサブシナリオを使いました。

配置後のプロパティです。呼び出し側設定として、APIキーメッセージ(プロンプトですね=”こんばんは、鎌田です”)modelなどを設定します。

戻り値設定は、少し悩みました…
まず、上部にある戻り値は、API呼び出しの可否(true / false)が返ってきます。では、実際のAPIの実行結果はどこに戻ってくるのでしょうか?

マニュアルを見てみましょう。マニュアルには以下のように書かれています。

この「項目」というのが、実際に結果が返ってくる項目になります。
その項目を追加します(上図で、チャット応答、応答ステータス、応答ステータス2となっているエリアです)。
上図にある「応答ステータス2」は、上記の①~⑤に無い項目で、その場合は無視されます。
「チャット応答」には、投げたプロンプトの答えが返ってきます。その他、応答ステータスではHTTPステータスが返ってくるようです。
また、リストアップされただけでは変数として使えないため、それら項目を変数化する必要があります。

更新時に、変数に追加するか聞かれるので、都度都度答えてもいいですし、変数のインポートボタンを使って、一括で変数化もできます。

つまり

チャット応答に結果が返ってきますので、待機ボックスでは、変数「チャット応答」を表示しているだけになります。

まとめ

WinActorからOpenAI APIの利用はできるものの、JSONの扱いがメンドクサクて、気軽に使おう!というものでは無かったかと思います。
ところが、今回のサブシナリオでは、そのめんどくさい部分をほぼほぼ解消してくれています。これは神アプデと言ってもいいのでは?!

GPT x WinActorの使いどころ

そうなると、業務フローの中でのGPT活用をどうするか、ということになろうかと思います。
今回のように、文章で返してもらっても、文字列としてしか扱えないので、データの取得が難しいですよね。

そんな時には、プロンプトを加工して、JSONで返してもらいましょう!
JSONの加工が発生してしまいますが、前段部の処理は済んでいるので、これまでよりも数段簡単に処理できます!

実際の流れは、こちらが参考になるかと思います。


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