けーぽんメルマガ 第157号「全ては。。。。」
こんにちは
梢さんや子どもたちとお出かけした後、おうちに帰ってきた時にけーぽんが必ずやることがあります。
彼女たちは、脱いだ上着を必ず脱ぎっぱなしにしてその辺に放り投げておくのです。
でも仕方ありません、彼女たちの過去生はセレブだったんですから。
3人とも、女王様や、王女様、お姫様といった過去生をお持ちの方たちです。
当然、脱いだ上着を自分でハンガーに掛けるなんて習慣はお持ちではございません。
そんな高貴な方達に
「服を脱いだらハンガーに掛けろって、何回言えばわかるんだよ」
なんて言う方がどうかしているとは思いませんか?
みんながお家に帰ってきたら、それぞれの上着を受け取り、ハンガーに掛けてしまうところまでが、けーぽんのいつものルーティンです。
けーぽんはいつも「ありがたく、させていただく」気持ちでハンガーを持って待ち構えているのでした。
今日は、我が家のエピソードをおはなしします。
毎日、朝が来るとしんどそうにして、いつまでたっても起きてこない小3の長女のかな。
なぜかというと、彼女には「学校に行けない理由」が必要だからです。
頭が痛かったり、お腹の調子が悪かったり、熱があったり、身体がしんどかったり。
学校を休むには「理由が必要」だと思っているのです。
毎朝、梢さんから「今日は学校に行くの?」と聞かれて、
彼女はなかなか「学校には行きたくない」とは言えないみたいなんです。
だから体調を崩すんです。
なかなか起きられないし、起きても調子が悪いし、ご飯も食べたくないし、ダラダラとしか動けないんです。
そんなかなに対して梢さんは決して
「学校に行きなさい」
とは言いません。
だって、学校に行くか行かないかを決めるのは、かな自身です。
行きたいから行く
行きたくないから行かないんです
今日のかなは、1時間目はお休みして、少し遅れて学校に行く事に決めたみたいです。
かなは、梢さんにそれを伝えた途端に急に元気を取り戻しました。
今まで全く手をつけなかった朝食を美味しそうに食べ始めました。
掃除機をかけているけーぽんにちょっかいを出し始めました。
そうこうしているうちに、先に次女のゆいを保育園に連れていった梢さんが帰ってきました。
さあ、そろそろかなも家を出る時間です。
ところが、またかなは身体がしんどくなってしまったみたいです。
こうなる事はもうわかっていた梢さんは、かなに何も言いません。
実は、梢さんはかなの「体験」を奪いたくないのです。
梢さんがひとこと「学校を休んでもいいよ」と言えば、かなはそのまま学校を休んだのかもしれません。
でも、それを決めるのはかなです。
かなはまだ「学校を休む」とは言っていないのです。
『本当は学校を休みたいけれど、それをなかなか言い出せない』
その体験を、梢さんはかなから奪う事はしないのです。
その時は大変だと感じたことでも、それも貴重な体験です。
「全ては自分で決めていい」
梢さんはそのことをかなに伝えたいのだと思います。
けーぽんは二人のその姿を見ながら「明日のかなはどんな感じなんだろう?」とニヤニヤしています。
学校に行っても行かなくてもどっちでもいいんです。
全ては自分で決めていいんです。
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