建築主に与えた脅威の条件

ブルーノ・タウト著『忘れられた日本』で、小堀遠州が桂離宮の造営について、建築主に三箇の条件を提示して承認を得たらしいが、その条件が凄い。
1.建築主は竣工以前に来て見てはならない
2.竣工の期日を定めてはならない
3.工費に制限を加えてはならない

ヤバすぎる。
そしてその条件の上で創造したものが、簡素で洗礼された桂離宮ってのも、凄すぎる。
欲の矛先が普通じゃない。

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