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2023年のふりかえり

この記事はふりかえりアドベントカレンダー17日の投稿です。

昨年に引き続き参加。
これを機会に、今年をふりかえってみようと思います。



コミュニティ活動

今年、私にとって最も大きな変化は、コミュニティ活動への運営としての参加でした。

スクラムフェス

まず、アジャイル・スクラムのカンファレンスの一つであるスクラムフェス三河の実行委員会に加わり、スクラムフェス大阪の三河レーン・スクラムフェス三河の開催準備・当日運営の作業を実施しました。参加までの流れなど、詳しいことは別記事にする予定です。(そもそも参加後すぐに記事にする予定だったんですが・・・)

XP祭り

また、アジャイルの歴史あるイベント、XP祭りの実行委員会にも加わりました。正直なところ、XP祭りの準備活動については余り大した働きは出来ず、当日のオンラインレーンのうちひとつの進行をしました。

実行委員の活動

いずれの実行委員会も、スタッフには厳しさやしんどさは無く、できる事をやるという事をベースにお互いが気を使いあうとても良い雰囲気で、且つその「できる事をやる」際はスピード感をもって見事な連携が繰り広げられるという刺激的な場でもありました。
昨年から色々なコミュニティイベントに顔を出しながら、他者への貢献や気付きや学びの共有というマインドに溢れた場で様々なものを受け取り、自分も何かしらそこで貢献できることがあればという思いから実行委員という形で参加しましたが、そこでも場作りの活動として一層の学びを得られたと感じています。
今後も実行委員は続けていき、自分が最初に感じた学びの機会を同じように誰かに繋いでいく事で、貢献していきたいと思います。

今年一年で学んだこと

チームのパフォーマンスを上げるためにどうするか、という事を考えていた一年でした。

エンジニアリングマネジメント

昨年はふりかえりの導入に始まり様々な取り組みをしていましたが、プラクティスではなく、自分のロールとしてどう考えるか、に意識が移っていったように思います。
プロジェクトマネジメントのため、プロジェクトを円滑に回すという目的から、より広い範囲であるエンジニアリングマネジメントを(勝手に)目的にして、チームや組織がどうなったらいいか、そのために自分がどうあるべきかを考えるようになりました。

「言語化」ということ

きっかけは、チームのパフォーマンス向上や業務の改善の中で、やはりなかなか上手くいかないところをどうすればいいのか、という事でした。
自分の課題感をどうまとめどう伝えるか、チームや組織、顧客とどう共通認識を作りスムーズに仕事を進めるかのカギとなる「言語化」について、それが何なのかというそもそもの部分から考えてみました。
これについては、スクラムフェス三河で登壇し発表しました。
初登壇ということで拙いものではありましたが、それでも登壇という機会は、自分の学びについての契機やそれによる変化、何が大事なのか、どう生かしていくのか等々、聞いてもらった人に何かを伝える以上に自分にとってのプラスになると実感しました。

開発生産性

パフォーマンスを上げるためには、当然パフォーマンスをどう認識するかが前提になる訳で、チームの状況について計測と分析ができない事にはどうしようもないのでは?という結論に至ります。
品質やスピードやテストやコミュニケーションや技術的負債やと、およそ世間で触れられる課題は同様に自社のチームでも同様に課題として立ち塞がっていますが、それをまず正しく捉えることで、そこからまず何に手を付けていくかが初めて考えられるので、現状がどうなのか、そこからどこを目指すのか、その基準となる指標の定義が必要です。
まだ検討段階で具体的に形にはできていませんが、様々な事例や知見をもとに、出来そうなところから取り組んでいきたいと考えています。

学びを生かせているか?

会社での組織変更や上長の交代、チーム編成変更などなど様々な事情があったり、そもそもの自分の目の前の業務もあり(言い訳ですが)、上記の学んできたことをチームや組織に展開して何かに取り組み、成果を出すという動きになかなか繋げられていない状況です。
日次で一人ふりかえりをやり、何とかまずは自分のアクションに繋げようとしていた時期もありましたが、正にきこりのジレンマのように、分かってはいるけどもなかなか根本的なカイゼンには繋げられていません。
実感として、「言語化」などと言いつつ、インプット過多になっていてチームにも外にもアウトプットが出来ておらず、メモ書きばかりが増えていたので、アドベントカレンダーはとてもいい機会でした。
ちょっと立ち止まって、そもそもその学びの目的は何かを向き直り、それを少しでも生かすために出来る事は何かを考え、まずは小さな挑戦をしていきたいと思います。


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