ヒルトン広島宿泊記。交通も眺めもフツーだから散策向け
2022年11月、芸備線乗り鉄の前泊にオープンしたばかりのヒルトン広島に宿泊しました。
1.駅から徒歩20分で映え要素なし
最初に言ってしまうと広島でここを選んだのが「ヒルトンオナーズポイントが貯まってたから」という模範的課金兵ならではの理由です。
初めて広島に来るならJR広島駅周辺か、せいぜい紙屋町界隈のほうがアクセス良好でお手頃価格からラグジュアリーホテルまで揃っているので、ヒルトン広島を選択肢に入れる理由に乏しいです。
駅前通りという名の通りに面してるとは言え1㎞以上離れており、公式案内では広島駅から50系統アルパーク行きバスで宝町北か保健所東で降りれば目の前です。帰りは駐車場の目の前が宝町北バス停なのですが、広島駅から来ると立体交差で横断歩道がないため、保健所東バス停が良いかな。
さすが高級ホテル。空間が広く取られ入口のスタッフに挨拶するとフロントでチェックイン。オープン間もないホテルでちょうど全国旅行支援が始まった頃なのでかなり混雑していました。
ルームキーは非接触式なのですが、プラスチックではなく木目調で高級感があります。エレベーターで上がるにもこのキーが必要です。
2.部屋はシンプルにして想像力が要求される
お部屋は上層階のエグゼクティブフロア、ツインベッドです。以前紹介したヒルトン長崎に似ているようで、でもこちらの方がシンプルで眺めもいたって普通です。
写真で見るとあまり広さを感じませんが、通路も広く天井も高いので完全にラグジュアリーホテルの水準です。何より新築オープン直後なのでまだまだ新品の匂いです。
プレミアムWi-Fi
USB電源
ワイヤレス充電
冷蔵庫
エスプレッソマシン
電動温水便座
バスタブ
多機能液晶テレビ
もう贅沢の極み。Wi-Fiは日系ビジネスホテルは部屋ごとに割り振られますが、ヒルトンはゲストごとに充てられます。エグゼクティブフロアの宿泊客はプレミアム回線のため、レギュラーフロアの宿泊客よりも高速らしいです。それがレストランでもフロントでもどこでも高速。
また日本国内のヒルトンは全室USB電源完備。さらにこちらではアラームがワイヤレス充電対応。スマートフォンやタブレット端末だと、もうAC100Vのコンセント要らないですね…
例によって館内案内、レストランやプールの混雑状況、天気予報もまるまる見えるスマートテレビで案内されています。但しルームサービスはメニューが見れるだけで注文は電話受付のようです。
一方で分かりづらい点も。コーヒーマシンや茶器が下で冷蔵庫が上という謎配置。ボトルウォーターは地元の天然水…は良いんだけどガラス瓶なので引き出しから栓抜きを見つける必要があって、正直これだけでスタッフを呼んでしまう人も居そう。
3.実は徒歩やサイクリングに最適な街だと実感
広島を訪れる人の交通手段はおそらく路面電車が多いと思います。次に系統や運行会社の違いが分かり難いバス。確かにJRからも路面電車からも離れたヒルトン広島は積極的に選ぶ理由に乏しいです。
でも実は広島は自転車の街。このように道幅は車道も歩道も広く、駐輪場やシェアサイクルも用意されています。朝は学生だけに限らず自転車の通勤ラッシュも見られます。旅行者向けにドコモのバイクシェアがあります。
広島のローカルグルメと言えば一般的にお好み焼きなんだろうけど、個人的にはつけ麵。麺と温野菜が載ってて辛口の冷やし中華のようなたれで頂きます。ホテルのすぐ北側の交差点のはす向かいにもあります。
4.エグゼクティブラウンジはカクテルタイムあり
上層階エグゼクティブやスイートに宿泊すると専用ラウンジを利用できます。ホテルにもよりますがラウンジは最上階一番眺めの良い場所に立地していて、時間帯によってはスイーツやアルコールも頂けます。
今回は街中を散策しましたが、ラウンジがあればホテルから一歩も出なくても快適に過ごせるという人もいます。
最上階22階とあって眺めは良いですが、市中心部なので山も海も遠くに見えるという程度です。そしてカウンター席には地味にUSB電源も用意されており長時間の滞在も出来るようです。
営業時間 6:30~21:00
アフタヌーンティー 14:30~16:00
イブニングカクテル 17:00~19:00(18歳未満保護者同伴)
チェックインして部屋に荷物置いてすぐアフタヌーンティーに向かいます。
塩味のセイボリーとグレープフルーツジュース。大人の味覚。周囲も熟年夫婦中心でした。
飲み物はセルフサービスですがお水でさえ洒落ています。コーヒーやお茶、コーラや牛乳もあります。
続いてイブニングカクテルのお時間です。
やはり17時からのイブニングカクテル狙いの人も多いようで家族連れもちらほら見かけました。ちなみにお酒はセルフでも戴けますが、ワインやリキュールはスタッフに用意して貰うこともできるようです。
スパークリングワインも頂けました。軽食の品数はアフタヌーンティーの時間よりも多く、ゲストも続々で賑わってきました。勿論スタッフも覚えていてくれたのでアフタヌーンティーでカウンター席だったので今後はこちらも如何とテーブル席に。なお夜景は真後ろ…
部屋に戻って明かりを落とすとビル群の夜景が見渡せます。デラックスルームだと道路沿いのビルと同じ高さなので、遠くまで見渡せるのはエグゼクティブルームの特権。
就寝。比治山の夜景がベッドサイドでも見えます。
5.朝食もオシャレなレストランで頂けます
翌朝。朝食会場は階下のレストラン「モザイク」が指定されました。6:30~10:00と時間帯は十分ありますが、チェックインの時のような混雑を想定して6:30オープン直後に行きました。
中上級のホテルではバイキング形式でもスタッフにエスコートして頂けます。開業間もないとあってどこで知ったかと聞かれ、やはりYouTubeやInstagramの影響が大きいという話になりました。
席に着くとコーヒーや紅茶などの注文が出来て、席まで持ってきてもらえます。
これはヒルトンあるあるなのですがヒルトンオナーズ会員限定メニューとしてジュースやスムージー等、あるいは一品料理が用意されていることがあります。おそらく上のマンゴージュースと抹茶ラテがそれかな?
バイキングエリアはとにかく広く、ごはんやパンは勿論麺類も用意されとても1日では回れません。連泊する人には良さそうですね。
外資系ホテルらしくミューズリーやオリーブ、チーズなど日本では珍しいメニューも見かけました。一方朝からそばやうどんも食べられるのも特徴的ですね。
基本はバイキング形式ですがエッグステーションではオムレツを焼いてもらえます。チーズや野菜等のトッピングや焼き加減も注文できます。
ちなみに11月で朝は寒かったのですが高層シティホテルでは珍しくテラス席もあり、夏場であれば良さそうな雰囲気でした。
10時にチェックアウト。正面にあるバス停からバスに乗ればJR広島駅まではあっという間です。
6.まとめ
一時期ヒルトンは多用してた時期もあり今回も貯めたヒルトンオナーズポイントを利用しての予約でしたが、実価格ではレギュラーフロアで2万円前後、ラウンジアクセスのあるエグゼクティブフロアは3万円前後とかなり高額です。
ただ広島は既に何度か訪れてある程度観光名所も巡ったしホテルの滞在時間は長めだったこと、それでも徒歩や自転車での散策ができたこと、値段に見合った体験は出来たかと思います。
部屋の眺めはヒルトン長崎のほうが良かったですが、エグゼクティブラウンジの食事が時間帯で変わるのは午後~夕方の滞在をより優雅に過ごせます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?