プロンプトをちょっと良くするGPTsを作った。
この記事はnote株式会社 Advent Calendar 2023の4日目の記事です。
日常的にChatGPTと対話して仕事をしたり、調べ物をすることが増えました。
ChatGPTと対話するうえで、プロンプトはとても重要です。
プロンプト次第でChatGPTの力を最大限引き出すこともできれば、全くトンチンカンな回答になることもあります。
何を意識してプロンプトを書けばいいか
「プロンプトエンジニアリング」には様々なテクニックがあります。
これらをいきなり全てをマスターするのは難しいです。では、初手として何を意識すべきでしょう。
結論、プロンプトを明快で具体的にすることだと思います。
明快で具体的とは
具体的なプロンプトを例に考えてみます。
このプロンプトは、以下の点の具体性が欠けています。
文脈の具体性: プロンプトではダイエット方法について尋ねていますが、個人の体質やライフスタイル、具体的なダイエット目標(例えば体重減少、健康維持など)についての情報が不足しています。
結果の具体性: プロンプトはダイエット方法に関する情報を要求していますが、その情報の形式や詳細度(例えば、短いヒント、詳細なプラン、科学的根拠など)について具体化されていません。
例示の適用: プロンプトには具体例が含まれておらず、どのようなダイエット方法が求められているのか明確ではありません。例えば、特定のダイエット法に関する質問や、他人の成功事例に言及することで、より具体的な回答を促すことができます。
曖昧な表現の回避: 「効果的なダイエット方法」という表現は非常に曖昧で、人によって効果的な方法は異なるため、より具体的な目標や条件を明記する必要があります。
指示の明示性: プロンプトは「教えてください」という形で指示をしていますが、どのような種類のダイエット方法(食事制限、運動、サプリメントなど)やどの程度の詳細を求めているかが明示されていません。
これらの踏まえた改善プロンプトです。
かなりマシになりました。少なくとも先程のプロンプトよりは効果的な回答を得やすいのではないでしょうか。
プロンプトをもっと良くする君 GPTs
上記に書いたような具体性の観点で、ユーザーのプロンプトに対してフィードバックをするGPTsを作ってみました。
https://chat.openai.com/g/g-YiA7Ipub2-puronputomotutoliang-kusurujun
使い方としては、以下のような感じで使います。
GPTに聞きたいことを自分で雑にプロンプトに起こす
プロンプトをもっと良くする君で、肉付けされたプロンプトを手に入れる
肉付けされた部分を自分が聞きたい内容に修正して、GPTに聞く
特に2のプロセスを何回かやると、情報量が充実しやすいです。
よかったら使ってみて下さい😊
https://chat.openai.com/g/g-YiA7Ipub2-puronputomotutoliang-kusurujun
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