【横浜DeNA】N.ソトの打撃復調を待つ

後半戦、2018、2019年の本塁打王の活躍に期待したい。
ネフタリ・ソトは今季70試合の段階で、打率.262、15本塁打、40打点とまずまずの成績。
チャンスで凡退する場面が目立ち、実績を考えると物足りない点もある。
本塁打王のシーズンで、点を取るにはソト待ちと言う程、打線を背負っている時期があった。

■苦手なコース

本来、ストライクゾーンで空振りが目立つのは、インコースのストレート。

少しでも制球が甘くなれば、スタンドインする力はある。


ボールが真ん中に寄る機会を増やすには、どうするべきか。

投手がストライクを欲しがる場面を増やす事。

ボールになる球を見逃し、投手にプレッシャーをかけ、コントロールミスの確率を高めていきたい。


■米国のセオリーと異なる点

アウトコースの落ちてボールになる球を、調子が良い時には見逃せていた。

調子が悪い時にはスイングする。

2ボールになると、アメリカのピッチャーは、ストライクを取りに来るかもしれない。

セ・リーグの投手は、その状況でも普通にストライクからボールに来る球を投げてくる。


ソトは、セオリーと考えていた事を、1度頭から捨てて、見逃す勇気を持ってほしい。

ボールが増えた後で甘く入ってきた速球系の球を、打つのは得意だ。

打ち疲れもなく、1試合の中で何度も打点を挙げていきたい。


■懸念されている守備

内野ゴロでファーストへの送球の捕球が、心配な時期があった。

まったくグラブに触れず、送球が逸れていくこともあった。

その時期を考えると、最近はショートバウンドもうまくさばいている。

今後、ピンチ時のファーストゴロの状況判断も含めて、良くなっていくはずだ。


1点すぐに改善してほしい点は、外国人投手への声掛け。

孤独になりがちなマウンドで、会話可能な言語で話せれば、投手に落ち着きも出るだろう。

ソトは、エスコバーやロメロ、ピープルズに声を賭けに行く機会を増やしてほしい。


■今季後半戦へ向けて

ベイスターズ打線は。今季、桑原、佐野、オースティンが好調。

ソト待ちという状況ではない。

7月14日試合終了時点で借金13を返すには、打線の爆発力が必要。


ソトが本塁打王を獲得した時のように、ホームランを量産すれば、巻き返す可能性は十分にある。

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