将来の夢
「将来の夢はなんですか?」
この質問を小学生にすれば、“サッカー選手”なり、“お花屋さん”なり、“お医者さん”なり、今の時代では“youtuber”と言う答えも少なくはないだろう。小学生にこの質問をすると、悩みもせず即答で答えられる。
しかし、大学生にすればどうであろうか?何も夢がない人や、悩みに悩んで答えが出ない人、“お金持ち”などと抽象的な人など様々いるが、明確に即答できる人は一握りとなってしまうだろう。特に大学生には多い印象がある。
なぜ、答えられなくなったんだろうか。それはここまでの人生の中の経験や知識がそうさせてしまったのだ。これまでの経験で自分のできることをわかってしまい、これくらいこの職業には能力が必要だという知識で諦めてしまっていると私は考える。
1つ疑問点が出てきた。
経験や知識が増えれば、人生において選択肢が増えると考えていたのだが、なぜ現状無いというのが多くなっているのだろう。
夢というものを貫き通すことは凡人には出来ない。人間は弱く、欲望に負けてしまい逃げてしまうからではないか。そして、そこから何も次のステップへの第一歩が踏み出せないのではないか。
自分自身、子供の頃のなりたかった職業になろうとは思っていない。諦めてしまった。といえば少しはかっこがつくが、正確には『逃げた』というのが正しいだろう。自分の限界を決め、世間の考えに合わせ自分を正当化した。また、何かを犠牲にしてまで、その努力ができなかった。
このように私は自分の夢を突き通すことは出来なかった。
憧れの職業は憧れのままで終わってしまったが、この職業の第一線で戦っている友人が私にはいる。その友人は一貫してその夢に突き進み、その際の壁を苦しみながらもどんどんクリアしていった。その度に成長していき、どんどん大人になっていっている。
今、私にはそこまで情熱をもてるものがあるのか。彼のように自分の一時的な欲求を犠牲にしてまで努力できるものはあるのか。それが今後の夢となり、私自身の“生業”となるだろう。
夢があるおかげで、成長できる。
今、21年のという短い期間であるが、その中の経験から成功できると思った夢を、信じて掴み取る人生にしていきたい。
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