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オリジナルの価値観

人には人の価値観がある。

誰しもが独自の価値観を持っていて、その多くが自分が正しいと思ってしまう。それは個人でも当てはまるが、チームとして組織として同じ価値観を持った方が、トラブルなく何事にも取り組めるだろう。

その価値観を形成するのは、“国民性”、“環境”、“年齢”の3つの違いで、人の価値観は変わってくると思う。

①国民性

私は日本にしか住んだことがない。また、海外へ旅行に行ったことだって数えるほどしかない。そんな状態でこの“国民性”について語るのは少し経験不足であり、知識不足ではあるが、そこは許してほしい。また、宗教的なものも入っているだろう。

日本人は勤勉である。この言葉はよく聞く。外国の人々は、朝の満員電車、朝早く出社する、サービス残業など、なぜこれだけやるのか?と疑問に思う点もあるだろう。また、人の目を気にして行動してしまうことや、突出した才能を排除しようと新しいことを茶化したり、馬鹿にしたりする。これは世間から見れば悪い点だが、確実に良い点もある。

道徳心。これは確実に誇れるものだろう。オリンピック誘致の際の言葉でもある“おもてなし”の心や、気配りができる人間がいる。また、細部までこだわる真面目さというものもいいものだと感じる。

②環境

東京で生まれ育った人間と、大阪で生まれ育った人間は確実に価値観が違う。テレビでもあるが、“あの行為はあり得ない”などの言い合いがなされるものがある時点で違いが分かるだろう。

例を出すと、“ランチに1000円は出せるか”というお題に対して、東京で育った人は当たり前であり、むしろ安いと思うかもしれない。しかし、郊外、言わば田舎と呼ばれるところで育った人間は確実に高いと感じるだろう。このように環境でも価値観は変化していく。

③年齢

学校では近い年の人間としか関わらないせいか、年齢での価値観の違いはあまり感じないかもしれない。しかし、社会に出てみると広い年代の方々と関わっていく中で、今までにはぶつかったことのないような問題が生じるはずだ。

このように価値観というものはこの3つで主に形成されていると考えるが、この考えも私自身の価値観で決定したものだ。

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しかし、この意見を誰かに押し付けてはいけない。これが正しいと威張ってはいけないし、違う意見を聞いたときに受け入れずに押し通すこともしてはいけない。

私はそういう面が昔からある。よく言えば“自分を持っている”のだが、ただ単純に頑固なだけだ。何か反論されれば、なにくそと自分の意見をわかっている風に話してしまう。受け入れてもらえなければ、自分の中でその考えを切り捨ててしまうということもあった。

自分の意見を言うのは本当に大事である。それを賛同してくれる人々しかいなければ反論されずに、“いい考えを持っているね”となる。SNSでよく見かける光景に似ている。自分の好きなもののコミュニティで発言することによって、賛同者が多く自分の意見が正しいと思ってしまう。

しかし、意見を言う上で、反論されたときこそ、成長のチャンスだと私は考える。それを受け入れ、取捨選択をし、良いものを自分の意見にアップグレードさせていくことによって、よりよい価値観になるのではないか。

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今、自分の意見を発信することに挑戦している。それは、この考えがいい方向に向いているのかという確認でもあり、成長できるチャンスを作っているという意味でやっている。

どんどんすり合わせて、オリジナルの価値観を作り続けていかなければならない。

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