open-hinataについて
概要
open-hinataとは@kenzkenzが作成しているWEBGISです。
URLは次のとおりです。https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata
スマホでも動作しますが、できるだけPCでご覧ください。
操作は簡単なので是非さわってみてください。
基本的な使い方
画面左上部の赤いボタン「背景」をクリックしていろいろな「背景(レイヤー)」を呼び出します。
ダイアログが開いたらダイアログ下部のリストから目当ての「背景」を選択するとダイアログ上部に「背景」が追加されます。以下はダイアログの操作方法です。実際に触ってみると簡単だと思います。
「スライダー」を左右に動かすと透過率を変更できます。後述の「上下アイコン」と組み合わせていろんな見え方ができます。
「目アイコン」をクリックすると可視状態を変更できます。削除ではありません。見えなくするだけですが描画が早くなり便利なので是非使ってください。
「チェックボタン」をクリックすると合成を行います。(下の背景と合成します。)背景の組み合わせでよりわかりやすくなったりします。合成の効果が出ない背景もあります。
「歯車アイコン」をクリックすると凡例を表示します。また、設定項目があるときもここをクリックします。
ダイアログ左部の「上下アイコン」を掴んで動かすと背景の上下を操作できます。
ダイアログ右部の「ゴミ箱アイコン」をクリックすると該当の背景を閉じます。
ダイアログ上部の「ゴミ箱アイコン」をクリックすると淡色地図を残して全ての背景を閉じます。
画面分割と同期解除
画面左上部の『分割』ボタンをクリックすると2画面に画面を分割します。
また、2画面にしたときにマウスカーソルがあたった場所が他の画面にも表示されます。 2画面にしたときに現れるカギマークをクリックすると各画面の同期が解除され、各地図を自由に動かすことができるようになります。
標高取得
地図をドラッグするたびに標高を取得し、画面左下に標高を表示します。ドラッグ中もずっと標高を取得し続けるのでわかりやすいと思います。
3D
画面左上部の『3D』ボタンをクリックすると立体化します。効果がない背景や真っ黒になる背景もあります。おすすめはCS立体図、赤色立体地図、今昔マップです。真っ黒になったときは左上部のハンバーガーメニュー(三本線)からリセットしてください。
出典の確認方法
背景ダイアログの上部に表示されている「歯車アイコン」をクリックすると出典や凡例が表示されます。出典の確認はこちらからお願いします。
背景いろいろ
下記にopen-hinataに搭載されている背景を説明します。なお、open-hinataには、これら以外の背景もたくさんありますので、よかったら探してみてください。
新規追加、最新化した背景(レイヤー)
小学校区と中学校区を最新化しました。どちらとも令和5年度版です。また、「塗りつぶし」と「学校名」のオンオフ機能を付けました。
北海道実測切図
北海道オープンデータプラットフォームから北海道実測切図です。これは北海道庁が1886(明治19)年から行った地形測量事業の成果として、1890(明治23)年から順次印刷・刊行された20万分の1地図です。
大規模盛土造成地
国土数値情報から谷や沢を埋めたり、傾斜地盤上に盛土した大規模盛土造成地の概ねの範囲、 盛土区分(谷埋め型、腹付け型等)のデータ、「大規模盛土造成地」を表示します。
社会・人口統計体系
統計局のデータを利用して各種統計を表示します。都道府県ベースで5200件、市町村レベルで870件の統計があります。ダイアログから統計を選択します。さらに地図上から自治体を選択すると過去から現在の状況のグラフを作成します。
人口ピラミッド
人口ピラミッドを作ります。都道府県、市区町村はRESASからデータを取得しています。国勢調査小地域はe-Statからデータを取得しています。国勢調査小地域は全国を約24万地区に分けていますので、かなり小さな範囲です。お住まいの場所などを表示してみてください。
ウィキメディア・コモンズ
ウィキメディア・コモンズに投稿された世界中の写真を表示します。大量のデータのため、ズーム11から表示します。地元や旅先をご覧ください。
ウィキメディア・コモンズ 東京を表示
ウィキメディア・コモンズ ローマを表示
戦前の旧版地形図
スタンフォード大学がオープンデータとして公開している戦前の旧版地形図を 日本版MapWarper さんがジオリファレンスしたものを使用しています。 ほぼ日本全国をカバーしています。
また、戦前地形図上の何もないところをクリックすると地図の外枠が表示され、作成年などがわかります。
地図中心の地域名をクリックするとスタンフォード大学、日本版MapWarperに飛びます。
ズーム8から表示します。
米軍作成地図
テキサス大学が公開している戦後に米軍が作成した地図です。全国に145地区あります。重なりがあるときは地図上をクリックすると最上層に表示されます。
地区ごとに表示もできます。
大正古地図
国立国会図書館デジタルコレクションが公開している「最新詳密金刺分縣圖」を作者がジオリファレンスしたものです。大正13、14年ころの地図です。 地図上でクリックすると、もとになった地図が表示されます。
都道府県ごとに表示もできます。
迅速測図
boiledorange73@sakuraさんがジオリファレンスしたものです。迅速測図とは、日本において明治時代初期から中期にかけて大日本帝国陸軍参謀本部陸地測量部によって作成された簡易地図です。
東西蝦夷山川地理取調図
喜多さんがジオリファレンスして公開している東西蝦夷山川地理取調図を表示します。 二つあるので用途によって使い分けてください。
東西蝦夷山川地理取調図・・・中央部分が欠けていますが択捉島が含まれています。
東西蝦夷山川地理取調図2・・・中央部分の欠けはありませんが、択捉島などが含まれていません。
今昔マップ
今昔マップから全59地区を取り込んでいます。下記はその例です。全59地区をご覧になりたいときは 「抽出します…」と書いてあるテキストボックスに「今昔マップ」と記入して抽出してください。
全国Q地図
山と地図(@Yama_Chizu)さんが運営している「全国Q地図」からいくつか地図を取り込んでいます。道路構造物マップシリーズの全てと全国ため池マップと過去の地理院地図を載せています。
全国の河川
全国の河川です。ズームするとクリックできるようになります。クリックすると河川の名称と水系が表示されます。 国土数値情報が公開しているデータです。
全国の鉄道(路線と駅、廃線含む)
全国鉄道の路線と駅を表示します。廃線になったものも表示します。現存している路線、駅は青色、廃線になった路線、駅は赤色で表示しています。 駅をクリックしてポップアップするとストリービューのリンクがあります。 国土数値情報が公開しているデータです。
全国のバスルートと停留所
令和4年の全国のバスルートと停留所のデータです。 停留所をクリックしてポップアップするとストリートビューのリンクがあります。 国土数値情報が公開しているデータです。
明治期における国道(明治国道)の比定路線および経過地
くにみちさんが作成された明治国道を取り込んでいます。
五街道
くにみちさんが作成された五街道(江戸時代の江戸日本橋を起点とする5つの街道)を取り込んでいます。
日本歴史地名大系
日本歴史地名大系から歴史的な地名を取り込んでいます。
東京都デジタルツイン実現プロジェクト
東京都デジタルツイン実現プロジェクトから微地形表現図を取り込んでいます。陰陽図と赤色立体地図があります。
CS立体図
岐阜県、兵庫県、長野県、静岡県の全県域、広島県、岡山県、福島県、愛媛県、高知県、大分県の一部のCS立体図です。CS 立体図とは、長野県林業総合センターが考案した微地形表現図です。「標高」「傾斜」「曲率」をそれぞれ別の色調で着色し、重ねて透過処理することで作成した地形表現図法です。
都道府県ごとに表示もできます。
シームレス地質図
国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発したシームレス地質図を表示します。クリックすると地質の詳細が表示されます。地質で抽出して表示することも可能です。
推計人口
2050年の人口を推計します。赤色は2050年に人口増となる地域、青色になるほど人口減の地域です。黒は無居住化となった地域です。 国土数値情報が公開しているデータです。
市町村、郡
過去の市町村、郡の境界を表示します。郡地図は郡地図研究会さんから、 それ以外は国土数値情報からデータをいただいています。
海面上昇シミュレーション
国土地理院のdemデータを使用して海面が上昇したときのシミュレーションを行います。スライダーを左右に動かして上昇値を操作してください。またmax値を変更することも可能です。
操作ダイアログを閉じた時は「歯車アイコン」で再度、呼び出してください。
ハザードマップ
各種ハザードマップ等を表示します。背景の多くは「重ねるハザードマップ」 からデータをいただいています。クリックすると浸水メートルなどを表示します。
遺跡、文化財等
遺跡、文化財等を表示します。
小学校区、中学校区
小学校区と中学校区を表示します。校区を公表していない自治体の地区は表示されません。
用途地域
自治体等がオープンデータとして公開したデータを地図タイル化したものです。すこし重いです。PCで見てください。
東京都の地震に関する地域危険度測定調査
東京都の地震に関する地域危険度測定調査です。
航空写真
自治体等がオープンデータとして公開したデータを地図タイル化したものです。
一等三角点
基準点成果等閲覧サービスから2024年4月12日に取得したデータで作成しました。
ハンバーガーメニュー(三本線)
左上のハンバーガーメニュー(三本線)から下記の各種機能を使用できます。
リセット
open-hinataは選択した背景などを記憶しています。初期画面に戻りたい時に使用してください。また不具合を起こした時もここからリセットしてください。
住所検索
住所検索します。APIは国土地理院のものを使用しています。https://msearch.gsi.go.jp/address-search/AddressSearch
住所または座標で検索します。
PNGダウンロード
PNG形式で画面を保存します。画面中央の+や、ボタン等を非表示にして保存します。エラーを起こしやすいです。この機能は削除するかもしれません。
地図タイル
以下のページを参照してください。(一部です。)
その他
現在地取得
画面右下のアイコンをクリックすると現在地を連続で取得します。もう一度クリックすると解除されます。
ドラッグ&ドロップ
geojson,GPXデータを地図上にドラッグ&ドロップすると画面上に表示されます。geojsonサンプル(右クリックで保存してください。)
github
作者
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