彼は2年前に死んだ = He has been dead for two years になる理由と,ウオーキングデッドの世界観
今日もスタディサプリの関正生先生の授業をやりました.
今日は完了形です.そこで出会った感動をシェアします.
彼は2年前に死んだ
この上の日本語に対して,日本人がよくやる英語変換はどのようなものでしょうか.
大体はこれだと思います.
He died two years ago.
間違えじゃないです.
しかしネイティブ的にはこのようにもします.
He has been dead for two years.
ええっ!!?
彼は2年間死んだ状態が続いている!!?
彼は2年間死にっぱなし!!?
なんでだ!!
中学校では,暗記授業なので,
He has been dead for two years. を,彼は2年前に死んだ.という風に詰め込まされました.
それはなぜか?ということは一切教わりませんが,関先生の授業で解決しました.
キリスト教の生死感は,キリスト教ではない日本人のとすごい異なる
彼らキリスト教は,おいら達の生死感とはすごい異ります.
おいら達は,自分の身体と心は表裏一体で自分のものであるという強い認識のもと言葉を話してます.
しかし彼らキリスト教では,身体と心は別物で,心は自分のものですが,身体は神様からの借り物という認識があるみたいです.
つまり,彼らは死んでも,心(ソウル)は天国に行き生きている,と信じており,借り物の身体は,死んだら土に埋めておくようです.
だから,人が死んだ時には,土に埋まった状態が何年か続いているわけで,そういったことから,
He has been dead for two years.
ということが言われるようです.
すなわち,ここでの He は His body であり His soul ではないのですね.
ウォーキング・デッド的なドラマが当たり前に受け入れられる訳
ヒトが死んだら借り物の身体は土の中にありますから,悪い悪魔的な奴がやってきて,変なソウルを無理やり後付けで入れちゃうというのが,彼らの生死感では理解しやすいからなのです.
なるほど,だからゾンビものの映画やドラマが多いのですね.
しかし,ウォーキング・デッドは噛まれても感染してゾンビになりますけど...笑
そこはストーリーとして楽しんでもらって...笑
おいらもすごいウォーキング・デッドのファンなので,この生死感についてはすごい勉強になりましたし,また英語の勉強は歴史とか文化を同時に学ばないときちんとした理解はできないのだなーと感じました.
ちなみに,
これらの身体と心を切り離して考える文化的な理由から,
アメリカでは脳死の人の臓器提供の割合がすごい高いらしいですね.
日本とは違って!
この調子で英語の勉強続けていきます.
関先生のポラリスもおすすめです.
では!