塾に行かすより、子どもの友達を知る方が大切なのはなぜ?
【塾に行かすより、子どもの友達を知る方が大切なのはなぜ?】
子どもの教育において、一番大切なことは何か。
それは「子どもが良く遊ぶ友達を把握すること」だ。
ダラダラと説明してもわかりにくいので、
ザクっと三つに分けてお伝えしよう。
1なぜ子どもの友達を把握することが必要なのか。
2把握するために具体的な方法は何か。
3そして、子どもの友達を把握するために今日すぐに出来ることは。
まずお伝えするのは、
①なぜ、子どもの友達を把握することが大切なのか
それには三つ理由がある。
子供への関心、環境整備の義務、行動遺伝学の研究結果だ。
一つめの、子どもへの関心だ。
ひたすらに塾に通わせたり、習い事をさせるというのは、
子どもの「特定の能力」にのみ関心を抱く。
子どもからしたら、「自分自身には関心がないのだ」と思う。
一旦そうなってしまったら、親子の絆はどんどんと薄れていく。
二つ目の、環境整備の義務。
これは親は、子供のよりよい成育のために、その環境を整備していく義務がある。
環境を整備するためには、どのような環境なのかを把握する必要がある。
子供の環境と言えば、家庭もしくは学校などの家庭外だ。
環境というのは、人間関係とほぼ同義であるから、
家庭外での人間関係。つまり、友達との人間関係を把握すること。
遊んでいる友達がどんな性格なのかを知ることが大切になってくる。
三つ目に行動遺伝学がある。
研究の結果によると、子供の意志決定に大きく影響を与えるのは、遺伝と周りの友達で90%を越えると言われる。
だからこそ、子供のためにも、どんな友達と一緒にいるのかを知るのはとても重要になる。
②さて、子供の友達を把握ためには何をすればいいか。
結論から言おう。
周りの友達の「言動」を尋ねるのだ。
どんなことを「言って」いたのか。
どんなことを「した」のか。
普段言ってることは何か。
その言ってることと、行動とに差はあるか。
そういった部分を丁寧にヒアリングして積み重ねていく。
出来れば家に呼び、実際に話してみる。
そうすることで、その友達が自分の子供にどんな影響を与えているのか。
言い換えれば、自分の子供がどんな影響を受けて育っているのか。
それをきちんとした形で見ていくことが出来る。
③そして、今日からすぐに出来ること。
それは「今日は誰と遊んだのか。どんなことが楽しかったか」
を子供に尋ねるのだ。
楽しいことを聞けば、聞き手の私たちも楽しい。
そして何よりも、それに答える子供が楽しく話を出来る。
こうして、誰とどんなことをしているのかを聞いていく。
この際に大切なことは「ジャッジする」気持ちを忘れることだ。
「どんな友達といるのか探り当てなければ」という気持ちだと、
どうしても、そのマイナスの雰囲気が子供に伝わってしまう。
そうすると、子供は口を閉ざし、家庭に対して心を閉ざしてしまう。
「一緒に楽しい話を喜ぶこと」
これを念頭において、子供の話を聞くことで、
明るい未来につなげることが出来る。
以上、
簡単ではあるが、子供の友達を把握する重要性とその具体的なやり方になる。
ではまた。
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