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相続対策日記 第22号 節税ばかり考えていて落とし穴へ、no pain,no gainは戯言!?、もう耳にタコ、他

# 相続対策日記 第22号
#令和6(2024)年4月22日

こんにちは、大井研也です。

節税ばかり考えていると、、、
続きは編集後記で。

コレ、結構ある話です。

本日は、、、

『空に聳える白亜の城を手に入れた男』
 ~事業売却を終えた
  Aの愛と感動の物語~

からはじまります。。。
↓↓↓

気持ちがたかぶるタイミングで、
ある話が舞い込んできた。

これまでも即断即決してきた。
だから、今回もそうした。

金融機関に
「相続対策になりますよ!」
と不動産をススメられ、

マンションを購入した
元中小企業経営者のA。

経営していた会社を手放し、
自社株を売った際に
ガッツリ現金が入ったので
相続対策を模索していた。

そんな時に、
金融機関からあったのが
この不動産購入の話。

長い付き合いがあった
金融機関なので
信用して、すぐ話にのった。

即断即決!

トントン拍子で、話は進み
10億円を超える
マンションを購入。

これで相続対策も
バッチリだ。

ところが、、、

購入して半年ほど経った時に
管理会社から連絡が入る。

「屋上防水が劣化していて、
 外壁も白亜化現象を
 起こしています。
 屋上防水と外壁塗装を
 したほうがいいですね」

とのこと。

まぁ、中古だしそんなもんか……
と見積もりをとってみると
なんと金額は、5,000万円!

想定していない出費額に
驚きはしたが、
仕方ないと諦め支払った。

これからも転がり続ける。
そして、攻め続ける。

A rolling stone gathers no moss.
No pain,no gain.

そこんとこヨロシク!


このエピソードを見て
あなたはどう思いましたか?

「運がないね」
「かわいそうに」
「いい話ってなかなかないね」

等々
いろいろあると思います。

が、、、

私は、こう思います。

「事前にやるべきことを
 きちんとしましたか?」


現地に行けば簡単に
確認できることは、
たくさんあります。

屋上防水も
確認できたかもしれません。

むしろ、コレらは
思ってもいなかった出費と
とらえてしまってはいけないコトです。

これらの作業は
物件を保有していれば
定期的に行うモノなので、

いつ行うタイミングなのか?
という問題でしかないのです。

このように、
不動産を購入する際には

『購入することがゴール』
ではなく、

『購入することはスタート』
なので、

維持管理や出口戦略も
考える必要があるのです。

ミスターの名言にありました。
「新たなる抱負が
 始まりのスタートであります」

これは不動産に限らず
すべての投資に言えることです。

・入口
・期中
・出口

でとらえる視点。

また、

相続税の評価を出せる
というコトだけを
見るのではなく、

収益不動産を購入し、
維持管理する際には

・どのくらいのお金が掛かるのか?
・キャッシュフローはどうなるのか?
・出口をどう考えるのか?
・投資としての最終収支は?

等々を踏まえたうえで、
相続税の節税としても
良い物件なのかを
判断する必要があります。


いつも言っていますよね?

目的はなんなのか?
そのための目標は?
その目標を実現する手段は?

単に相続税の節税ありきでは
目的である『ガッツリ遺す』が

今回のようなコトが起こって
実現できなくなる可能性があります。

このケースから学ぶこと。

相続対策は
ひとつの分野だけでは
完結しません。

しっかりと

法務
税務
財務
金融
不動産

を網羅できるチームが必要です。

でも、そんなことできるの?

簡単です。

その環境が準備できる
ところへ行けばいいのです。

野球は巨人
司会は巨泉
相続は?

【編集後記】

このエピソードから
学ぶ点はいくつもあったはずです。

が、、、

今回、私が声を大にして
言いたいことは

節税ばかりに気を取られると
痛い目にあいますよ、
です。

そして、、、

今回のような話を
税務のプロだけに聞いて
正しい回答が得られますか?

というコトです。

相続対策=相続税対策
相続税対策=税理士
が本当に正しいのか?

よーく考えてみてください。

その分野の知識が抱負である
コトと
総合的に相続対策を構築できる
はイコールではありません。

今回のエピソードからも
それは明らかですよね?

ご用心ご用心。

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