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妄想経営学マガジン

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2023年11月の記事一覧

Vol.19 「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」 パート2

Vol.5で「ディズニーランドは誰にでも作れるが、ディズニーにしか作れない」という話を書きました。 今回は、これの具体的な例を書きます。 ディズニーファンの方々は知っていることばかりですが、これらができているということが、ディズニーを特別な企業にしています。 特許があるわけではないので、他のテーマパークが真似をすることはできます。実際、真似しようとしているテーマパークもあります。 でもやはり、徹底ぶりには歴然とした差があります。 そして、それらが言葉にできないマジックを生

Vol.18 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート3

Vol.8、Vol.16で、「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」という内容の投稿をしました。今回は少し別の視点で、過去の事例を紹介します。 コンビニはどうあるのが良いに決まっているのか2016年12月、このようなニュースが流れました。 「コンビニの人手不足、ロボットが解決 「レジロボ」登場」 コンビニで、購入した商品を自動で袋詰めする装置です。 大手コンビニと大手電機メーカーの共同開発です。 そして、同じ2016年12月、このニュースが世間

No.17 本音とパフォーマンスの経営に気をつけろ!

これまで何度か「本音と建前の経営」ではダメで、「本音と本音の経営」を目指すべし、という内容で書いてきました。 過去の投稿を読んでいない方のために簡単に書くと、経営には利益に直結する経営目標と、直結しない経営理念があります。 多くの会社は、悲しいことに経営目標が本音で、経営理念は建前になっています。これを「本音と建前の経営」と呼んでいます。 でも本当に優れた会社は、経営目標にも、経営理念にも、両方本音で取り組んでいます。これが「本音と本音の経営」です。 ところが最近、これら

Vol.16 世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる パート2

Vol.8で、 過去の経験をもとに「世の中は、冷静に考えて、その方が良いに決まっている方向に転がる」という内容の投稿をしました。 今回はその続編です。 それほど遠い未来のことではないし、突拍子もない話でもないですが、今の世の中の状況から予想している将来について3つ書いてみます。 家庭用医療機器の普及昔は家庭にある医療器具は、体温計ぐらいでした。 でも今や血圧計は普通に購入できます。 コロナ禍を期に、酸素濃度計も購入できるようになりました。 このように、家庭で使える医療機器は

Vol.15 風土改革は100%トップダウン

前回、挨拶について触れましたが、「挨拶運動」をやっている会社は結構あるのではないでしょうか。 今はやっていなくても、10年に1回ぐらい、思い出したようにやり始めたりしませんか? でもあれ、効果があったためしがありません。 というか、何を考えてやっているのか、全く理解ができません。 挨拶委員みたいなのが選定され、門や建物の前で朝から並んで「おはようございます」と連呼します。 もちろん、こちらは挨拶を返します。前回守衛さんに挨拶しない人が多いと書きましたが、さすがに社員には挨拶