山田健人

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探偵ナイトスクープ

みなさん、「探偵ナイトスクープ」はご存知ですか?視聴者から寄せられた依頼について、タレントが依頼者とともに調査していく視聴者参加型の番組です。 今日観た「探偵ナイトスクープ」が良かったので、書き残しておきます。 「Waltz」というライブ喫茶で雇われオーナーをしていた松浦。そこで藤田という男と知り合い、意気投合し、夢を語り合った。いつか二人でレコードを出そうと約束をした。しかし、それから35年ほど経ったある日、藤田は病気で他界。叶わなかった約束の代わりに、松浦はレコード屋「

    • 夏の暑い日。 縁側を歩く。床に落ちた簾の影は、その隙間が分かるほどに濃く鮮明で、日差しの強さを教えた。 突き当りの和室で、外を眺めるように寝ていたあの人。他の人を起こさないようにと、肩をゆすって小さく声をかけた。 あと5分寝かせてというから、隣にすわって、のんびりと待った。

      • 深夜バス

        SAに停まった深夜バス ドアが開いたらすぐに 外へ駆けでた女性がいた 黒のジャケットに紫のズボン 多分20代 あぁトイレを我慢していたのか と思いきや 慣れた手つきでタバコを取り出し 口に咥えて 足早に喫煙所へ曲がっていった 隅の席で脚を組んで しかめ面でタバコを吸っていた ダサくて格好良かった

        • 枯れ葉

          枯れ葉に水をあげても ただ湿って穢れるだけだから 乾いたまま転がして カラカラと鳴く音を聴くほうが よっぽどきれいだ

        • 探偵ナイトスクープ

        • 夏の暑い日。 縁側を歩く。床に落ちた簾の影は、その隙間が分かるほどに濃く鮮明で、日差しの強さを教えた。 突き当りの和室で、外を眺めるように寝ていたあの人。他の人を起こさないようにと、肩をゆすって小さく声をかけた。 あと5分寝かせてというから、隣にすわって、のんびりと待った。

          夕方の通勤にて

          大きな公園の遊歩道 夕暮れを過ぎた頃を走る家へ向かう自転車たちは 蛍のようにきらびやかに光を灯した それ以外の空間は逆光となり 私もまた逆光に飲まれていた

          夕方の通勤にて

          横顔

          真っ暗の部屋の中 映画を流すテレビ画面があなたの顔を照らす 画面の色に応じて変わる顔の色と 画面の光を詰めた目の灯り 朝になれば消えてしまう

          理想と現実のコントラストみたいな

          空気の厚みを含んだ遠い景色は、ぼんやり白みがかかってきれいだから、その場所に行きたくて歩いてみるけど、いつまでも遠いままで 静かな景色の空を泳ぐ鳥が、とても気持ちよさそうで羨むけれど、鳥からしてみれば、風の音がうるさく、人が思うほど快適じゃないだろう

          理想と現実のコントラストみたいな

          突如として現れ、すぐに消えたそれは、まさに流れ星の様だった。 それが夢かうつつかを確かめる術はもう残されてはいなかった。 まだ少し燃ゆる何かを、沢山の人影の中に隠して逃げた。

          チャットモンチー「春夏秋」について

          チャットモンチーの「春夏秋」という曲について。 『春夏秋』 短い命の花びらがきれいだ 夜の間に見に行こうかな じゃれ合う星達もきれいだ ライトアップされた私の気持ち あなたを忘れる時間がない あなたを忘れる時間がない セミがアイスコーヒーを飲んでる 熱いフライパンみたいな道で 私も冷たいものが飲みたいな 薄着で見えた私の気持ち あなたを忘れる時間がない あなたを忘れる時間がない 冷たい風が頬を叩く まるで血も涙もない風が 綺麗なまま落ちる木の葉達 真っ紅に染まる私

          チャットモンチー「春夏秋」について

          夢雑記20210213

          僕は友達と電車に乗っていました。 満員ではなく、座ろうと思えば座れるほどの密度の車内で、2人の友達と輪をつくるように立ち、スマートフォンで時間を潰しながら目的地を目指していました。 ふと視線を下ろすと、目の前に立つ男の手に、ナイフが握られていることに気がつきました。状況を理解できない僕は、恐怖で強ばる足をめいっぱいに動かして、その男から距離をとり、ドア付近の肘掛けのところに身を潜めて、様子を伺いました。逃げる際、大きく声を出して叫んだのですが、乗客は一人として僕に目も呉れ

          夢雑記20210213