【完全版】HSPが持ちやすい認知の歪みの対策【解説】
こちらの記事では、HSPが持ちやすい認知の歪みについて解説し、それらの対策について詳しく解説しております。
そもそもHSPとは・・・
HSP(Highly Sensitive Person:とても敏感な人)
世の中のおよそ5人に1人がHSPであると言われています。
HSPという概念は、アメリカの精神分析医で学者のエレイン・アーロンによって提唱された概念で人を男性or女性というように性別を2つに分けるように、「とても敏感な人」と「敏感ではない人」の2つのタイプに分けただけのことです。
特徴としては・・・
「職場で機嫌の悪い人がいるとすごく気になる」
「友人と長時間一緒にいると、なぜか疲れる」
「些細なミスや小さなミスに気づいて作業に時間がかかる」
「いろんなことに関して深く考えてしまう」
大まかに言うと、このような特徴があります。
周りの人からは、「気にしずぎじゃない?」とか「考えすぎだよ!」とか「よくそんなことに気が付くね!」と言われることが多いと思います。
不思議に思われると思いますが、HSPからするとこれが普通なのです。
「相手の些細な仕草や表情からも察知してしまう」
「少しの匂いにも敏感に気が付く」
「かすかな物音にも敏感」
「いろんなことが視界に入ってくる」
また、これらのように五感に関しても敏感なのです。
五感が敏感だからこそ周りの人がなかなか気づかないようなところにも敏感に感じとってしまうことが特徴でもあります。
この敏感さは人によっては辛いことに、ネガティブなことに関しても働いてしまいます。そして、時には苦しく感じてしまう場面があるのです。
HSPという気質は、上手くいかしていけるとかなりのメリットになりますが、ネガティブなことに敏感に働いてしまうと自分を苦しめる気質となってしまいます。
そこでHSPはネガティブなことに敏感になってしまうことにより、思考の歪みが発生してしまうことがあります。この思考の歪みは、精神疾患を引き起こす可能性があるため、放置しておくことはかなり危険です。だからこそ、思考のクセをほぐしていく必要があります。
そのほぐしていく方法としてはカウンセリング技法でもある認知行動療法という心理療法を行っていきます。
今回はこの認知行動療法に基づいた思考の歪みに関する対策をご紹介していきます。
思考の歪みがある方は、こちらの知識を取り入れて対策をとっていきましょう!
思考の歪みがあるとどうなるのか?
思考の歪みが発生すると、ネガティブ思考がさらに強まってしまいます。ネガティブ思考が強くなってしまうと、将来の否定だったり、ずっと同じネガティブな考えを繰り返してしまう反すう思考が見られ始めます。こういったことが続くと、抑うつ状態に陥ってしまいます。
これらは心身ともに、悪影響でありメンタルが崩壊してしまうだけではなく寿命を縮ませるきっかけにもなり得るのです。
しかし、ネガティブ思考は「完全なる悪」とは言えず役に立つこともあるのは確かです。
ネガティブ思考、つまり不安な気持ちがあるから何かを考えて行動をしていくという事に繋がるからです。
要するに、怠け者にならないためや危険回避のためにはネガティブ思考は必要です。
ですが、なんでもそうですがバランスが重要であり、ネガティブ思考が強すぎると心身ともに悪影響を及ぼすという事です。そのため、ネガティブ思考を強めすぎないように抑えていく必要もあります。
HSPの方によくみられる認知の歪みは10パターン存在しています。
それがこちらの10パターンです。
①白黒思考
②すべき思考
③選択的知覚
④マイナス化思考
⑤過度の一般化
⑥理論の飛躍
⑦感情的決めつけ
⑧レッテル張り
⑨拡大解釈・過小評価
⑩自己関連付け
1つずつ思考の歪みの解説+対策についてご紹介していきたいと思います!
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