「もうすぐ死ぬ」ということ。
先週木曜に風邪をひいてしまい、会社を休んでだらだらとテレビを見ていました。
すると、スパリゾートハワイアンの特集をしていたのですね。
何気なく眺めていると、ダンスパフォーマンスの舞台イベントが開催されていました。
驚いたのはその客層です。
おじいちゃんとおばあちゃんばかり。
なぜか大きな衝撃を受けたと同時にこう思ったのです。
「え、私もあと20年でそっちの仲間入りなのか?」
東京で働いていると高齢化の実感が全然ないよね
日本の高齢化問題について、今さらながら触れるのもどうかと思うのですが、さっとググってもこうあるんですよ。
日本における高齢化(にほんにおけるこうれいか)は、世界のどの国も経験したことのない速度で進行しており、高齢者の割合が最も高く、他のすべての国を上回ると考えられている。 2018年、日本の人口の28.1%が65歳以上で、14.2%が75歳以上である。
あまり意識していなかったのですが、もはや日本国民の3割が65歳以上です。さらっと言いますがこれ怖くないですか?
老齢年金をもらっている人が3割以上いる世界……。
将来的にはさらに高齢化率が増え、2055年には38%まで増えるとのことです。(内閣府平成30年高齢社会白書)
普段東京で働いているとこういう実感が全然わかないんですよね。
東京ってやはり若い人多いですから。
でも、ちょっと地方に出てみて下さい。すごいですよ。
私はスタバ旅というブログを運営しているのでいろいろな地方を訪問するのですが、地方は本当に高齢化の進行度合いがすさまじいです。
具体的に「どこ」という指定はできませんが、正直言うと関東圏以外の高齢化は目を見張るものがあります。
なんやかんやいって東京の一極集中はとどまるところを知りません。
「人は必ず死ぬ」ということを完全に忘れていた
で、私が強烈に思い出したのが「人は必ず死ぬ」というごくごく当たり前の常識です。てっきり忘れていました。私は絶対に死ぬんだ。
ハワイアンリゾートでくつろいでいるご高齢の方を見て、自分の年齢を再確認してしまったのです。
もうすぐ43歳。
あと22年で(現時点で老齢年金が受給できるとされる)高齢者の仲間入りとなってしまう。
え、あと20年しかないの?
あと20年しかない現役人生を現状のまま過ごしていていいの?
「光陰矢の如し」とかいうけど、それすら忘れていた
気付けば43歳。
思えば、20代も30代も本当に黒歴史でした。
就職氷河期で就活に苦しみ、なんとか入った企業でうつを発症して退職。
その後職を転々としてしまい、今も低収入。
日本ではこのようなループに陥ってしまうと出口が見えない底なしに追い込まれてしまうこともあります。
で、気付けば43歳。
もう若くもない。かといって枯れるのも少し早い。
「光陰矢の如し」というように時の流れは無情なほど早いものです。
やっかいなのはその残酷な格言すらも忘れてしまうのです。日々の生活にいっぱいいっぱいで「あー、もうこんな時間だわ」とかいって一日を終えてしまう。
2020年はもうお金を使おうと思う
恐ろしいことを言いますと、もう老後資金を貯めるのを辞めようと思います。
よく言われるのが人生の三大資金があるということ。
人生には「住宅資金」「教育資金」「老後資金」の3つの資金が必要という論ですが、今のところどれも不要なのではないかと思っています。
というかこの考え方自体古いんですよね。
住宅は所有する時代ではないし、教育も大阪府立大学のように無償化の波が来ているし、老後なんて2000万貯めてもムダでしょう。あと20年後に日本の財政がどうなっているかもわからないのに老後資金をためても意味なくないですか?ちょっとでもハイパーインフレになったら貯めているお金がパーになりますしね。
だから、私決めました。
2020年はお金を使っちゃおうと。
もちろん浪費や消費ではなく自己投資です。
保有している株式も売っちゃいます。
とりあえず「光陰矢の如し」をポストイットに書いてそれをノートパソコンに貼付けておきましょうかね。
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