2月になりました

1月は無事前年を超える売上になりましたが、毎年のことで直前12月との比較ではだいぶ下がりますので落ち着いた月になる。2月も売上は静かなので1~2月は現場的にはオフという感じなんですが、その分、組織やら人事やら来期のことやらで考える時間が多い時期になりがち。そんなことしてたら事件があったのでまた大変でしたけど、既に定まってた大きな方針に”対策”が追加で乗っかるようなイメージで、別に何か大きく変化することはない。

大きな方針として、物流側の改革完遂がまずある。①受発注センターをつくって受注業務と発注業務の窓口を一元化する。全売上と全仕入、全在庫のデータがワンストップでまとまるということだ。まぁ部署作ったからそうなるとは言えないんでその部内の人々の繋がりが大事なんですけど、今までよりはまとまりやすいだろう席が近いから。
②センターが全部ピッキングする。と、他部署の人間がセンターに立ち入ることが原則無くなるので、誰がどこに何を置いたとか、誰がどうピッキングしたとか、今までは「あの部署のあの人がどうのこうの」と言ってたものが「うるせぇお前らセンターがわからんものが他の人間にわかるわけないだろ」と言えるようになるという効果がある。だからどうしたというレベルの話に聞こえるかもしれないがこれは重要なのである。
南島の”南風原スタイル”にノスタルジーを感じてる旧世代(私を含む)もようやく感覚を現代に合わせられるようになってきたのではないか。わしみたいな老害は本当に邪魔だなと思った。もう時代が違うのである。あきらめがついたという点で今回の事件は重要だった。これを私なりの表現で言うと「青春の終わり」と言う。

これは前から言ってたけど、部署は部署でそれぞれ定められた役割を果たすそれが全員野球であるという感覚が浸透してきた。センターにはセンターの人しかいない、というのは、センターにとっては逆に大変で、全部自分たちでやらなきゃいけないし言い訳できない、在庫がどれくらいあるのかどこにあるのか全部自分たちこそ把握してなきゃいけないし間違ったら100%自分たちが悪いんで、明確に責任分担するというのはとても重いことなんですけど、まぁここは頑張るしかないよな。今までの傾向だと部内でケンカし始めるんですけど、今なら大丈夫だろうメンバーも揃ってるし。勝負所だ。
③そして在庫を合わせて、WMSを入れて、徹底管理の物流業務を実現するのである。1年かかるけどこれが一応、目に見えてる大きなヤマでは最後だからな。
④そうしてたら物流側が整うので、今後は営業側を強化しないと最強物流集団が宝の持ち腐れということになる。だから営業部門を強化する。強化って何ですか。まぁ人も増やす。利益管理できるようにする。新規の取り組みを増やす。新規の取り組みを増やすうえでも利益管理してないと意味為さないから。いよいよ物流企業から商社へランクアップできるように体制を整えるということ。いまの南島ってはっきり言って「物流が強みだけどその物流が弱点抱えてる物流企業」ですからね。商社と呼ばれたいなら商社らしい営業機能を高めなければならん。

全体として会社は進化はしていると思う。ただその過程でいろんなことが起きて、生みの苦しみみたいなものかもしれないけど、水がきれいになると住めなくなる魚が排除されたという捉え方もできるかもしれない。水がきれいになったからこの生態系にふさわしくない変な魚が発見されたということかもしれない。法人としての、排泄という生理現象なのか。ああでもそしたらウンチがまた体内で出来上がるってことになるからちょっと違うか(ていうか困るか)。

古き良き時代も、言うほど良かったか?ということか。ノスタルジーって会社の歴史の中では結構無駄な感傷なのかもしれんな。ウザいもんな昔はこうだったみたいな人。オレとか。

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