40年古酒テイスティング

とある方から、43度の40年古酒のサンプルをいただいたので試飲しております。
瑞穂・瑞泉・まさひろ・忠孝の4銘柄で、40年瓶熟成です。ちな一升で定価40万円。
考えてみれば40年古酒を飲む機会なんてめったに無く、知見もほぼございませんが、なんとなくの感想としては思いのほか43度らしいガツンと来る良い意味での荒々しさを残したのが3個、相当具合まろやかになっているのが1個。香りについては忠孝が一番強いというか残っている感じ。4銘柄全体的に、(こういうのが好きではあるんですが)苦味がはっきりあるという感じ。感じばっかり。しかし首里の泡盛は辛口という評判、風評的な?誰かがそう言っていたのかもよく覚えて無くてネットで調べてもそんな文言まったく出てこないので私の思い込みなのか、以前誰かが適当にそう言ってたのをなんとなく覚えているのか、妄想なのか、まったく判然としないが、首里のお酒は辛口であるという定説をなぜか私は聞いたことがあるということになっていて、そういう観点からすると、この40年前の瑞穂や瑞泉は、「確かにそうかもしれん」と思う。だいたい40年前と今では各社の造りの傾向も違う(進化している)であろうから今となってはあまり意味のない言葉であると思われる。だいたい辛い方が悪いということもなく甘い方がいいということもない。
泡盛の甘い辛いってなんでしょうかね?でもあるんだよな実際に甘い辛いが。宮古は甘いとか首里は辛いとかさぁ。まぁ感覚なんでねぇ。水割りの方がわかりやすいかもしれん。

「古くも香り高く 強くもまろやかに 辛くも甘い酒 春雨」

強い⇔まろやか 辛い⇔甘い がそれぞれ対義語の関係にあるのはわかりやすいけど、古い⇔香り高いもそうなんですね。そうなんです。古いと香りが落ちるのが普通なので宮里さんは「ウチの酒はそうじゃないぜ」と、こう表現しているのである。


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