ビジョンて~

短期的でないもの。これは随筆です。

そういえば、先週の木曜、海援隊沖縄さんの新店がオープンされました。ネット上では情報が無いが、ぼんじりや久米本店のリニューアルで「ココ・オモロヤ」というお店ができた。
リニューアルオープンというより完全に別業態で生まれ変わっている。すべて個室で、料理はコースのみで、時間制で、お酒は飲み放題ではなくビールとかブラックニッカとか焼酎泡盛類などのスタンダードなものならフリードリンク(意味は同じだが言葉の響きの問題)。
フリードリンク以外の、つまりオプション的お酒も揃っていてその中にはdoubleHも入ってる。
だから、海援隊だと思っていくと「ここはどこだ」という話になるんで、もう海援隊だというイメージは一度捨てて行った方がいい。メーカーさん曰く「海援隊のかの字も無い」。
なかなか他で見当たらない業態なので説明が難しい。カジュアル個室飲み放題というとまた何か違うし、カッチリした個室和食屋というとまた違う。まぁ行ってみてほしいです。そこまで単価も高くないので(5000円固定)一次会にちょうどいいと思います。言葉を選ばずに言えば飲み放題でもあるわけでいくらでも飲める。10名以上入る部屋もあるし、2~3名用のお部屋もある。何部屋あんのかな10個室くらいだと思います。

中長期ビジョンがないため暫定的に「給料上げたい」ということを掲げていたが、やっぱりそれだとさすがに限界がある。言葉が安いし一見表面的で思想としてパワーが弱すぎる上、ある意味で曖昧すぎる。これは「いくらなの?」という曖昧さじゃなくて、それに至る道筋の選択余地が無限にあるという意味で、それは事実そうなんだから別に問題無いように思えて実際はダメで、なぜなら無限の原野が広がっているとほとんど人は逆に思考しなくなる。ように思われる。選択肢が3個なら真面目に選ぶが、選択肢が80万個あるともう、適当に選ぶどころか、選ばなくなる。
給料は結果であるから、結果にいたる道筋・過程にこそ人生の意味があるんだろうから、辿るべき道筋と過程がぼんやり見えてくるようなビジョンが必要。無限に発散するのでもなく、一本道が完全確定するのでもない、絶妙なバランスの「だいたいこんな方向で行くか…」と決められるようなビジョンが必要。わかってんだけどさぁ。そもそも給料上げたいというのの由来はきわめて個人的な経験というか生い立ちから生まれたもので、自分の枠内からはこれ以外そんなに出てこねぇんだよな。別にそこまで世のため人のためとか思ってないから、スケールの問題で、いや沖縄か。思い出した。やっぱり県というか地域というか、このなんていうの自治体ではないけど、まぁ民族というとまたちょっと違うけど、この共同体…いや適切な言葉がちょっとわかりませんが、そういうものの発展ってことを理念に書いてましたね。そうか。既に書いてあったな。給料が上がるのはその一つの手段である。

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