復帰特別措置法 酒税改定後の県内の状況

5月15日に泡盛メーカーA,Bランク13社の酒税が変更になり、おおよそのメーカーは実質6月から店頭値上げになった。
で、売上状況ですが、23年6月と24年6月の酒税改定対象商品、特にS級の超売れ筋上位商品(つまり30度1.8Lパック群)は、はっきり数量が落ちている。もともと泡盛全体が減少傾向にあるわけだけど、さすがに明らかに減ってる。当社比ですがね。同業他社さんが倍売ってるかもしれませんから全体を示してるわけじゃないですからご了承ください。
とはいえ30度パックで店頭100円以上、価格上がっているのでやっぱりその影響だと思われる。詳細はまぁともかく。
23年5月と24年5月の比較では、実はそんなに変化していない。つまり税率変わっていないその期間での比較では、島唄が伸びたとかそういうことはあったものの別に大きな変化はない。うちは卸なので、うちの数字と実際の店頭での売れ行きとはそれなりにギャップがある(ありうる)。特売とか仮需予測で事前に店頭在庫ぶっこむこともあるので、そう単純ではないんだけど。

あまりボリュームは大きくないんだけど、少し安い方(低度数とか)が増えてたり、900mlパックが微妙に伸びてたりしてて、まぁやっぱ価格への消費者の反応というように見えます。ま、分かっていた話ではあるがやっぱリアル。ただ価格差があるにも関わらず思ったより糸満方面が伸びてないのが意外でしたね。単にトップ層の数量が削れただけという感じで、シフトしてるわけでもない。どこに行ったんやその液量は。そう簡単ではないんだなぁ。さすがに7月以降もこうだと、本数減って単価上がって売上金額一緒やろ理論が破綻するんでちょっとまずいなぁ。メーカーさんも数量減るとそれはそれでまずいからなぁ当たり前だけど。
これ価格が理由で25度時代が来る可能性もあるか。うーん。まぁ市場がそれを求めるならそれが正義だけども、純アルコールユニットプライスで言えば(非常にわずかながらですが)30度に比べて損だからね消費者が。うーん。どうせ水割りだからなぁ。

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