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大感謝祭の感想

3月9日、10日の二日間にわたって西原町のさわふじマルシェの横のスペースで、在庫処分セールを開催しました。よく売れた。よく売れたということは大きな赤字になったということである。用意した商品の8~9割は無くなりました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
今回も11時スタートなのに9時頃から多数のお客様に並んでいただいて、ほんとすいませんです。行列はマックス時200名くらいだったと思います。2日連続来た方もいたし。ありがとうございました。

まぁ社員みんな頑張ってくれまして、特に大きな混乱もなく終われました。みんな考えて動くよね。とても良かったです。中心になって動いてくれた奥村さん嶺井さん小野瀬さん、竜貴と拓、お疲れさまでした。

何年かぶりの開催で、今回も相変わらず、一般に売られている商品と何らそん色ない良品を鼻血も出ないような価格で売るので、「わしはいま何をしているのかな?」と自問自答しながらの二日間でした。売れ残りの商品たちである。でも美味しいんです。ちゃんとメーカーさんは心を込めて技術の粋の結晶として世にだしたお酒たちです。それをここでは言えないような値段で…。お酒の価値というのは何なのだろうか。やはり酒質には無いのか。強いて言えば酒質からにじみ出てくる何かやラベルの色や文字から形成される”ブランド”や、あるいは”トレンド”に価値があるのだろうか。

ウイスキーありませんか、と言われることが多かったですね。ありましたがだいたいは先に売れました。ガチ勢のお客様が先に買っていった。でもね、売れそうなやつはこのイベントに出てこないんですよ。なぜならこの場に出てくる前に普通に売れるから。
あと、前回も言いましたけど、こういうときは「泡盛もあるの?」と言われます。やっぱ基本は泡盛、という客層が結局は多いんだなとも思いました。

このイベントの赤字で、今月は赤字になるだろう。つまり今月の全社単月利益を吹っ飛ばすような価格だった。もちろんわかっててやってるので、開催する以上は売れた方がいいんですけど、もっと良いのは開催しないことである。
でもまぁたまにやるのは結構楽しいし、自傷行為の昏い愉しみという感覚もあるし、私は経営判断風の判断として不動在庫は赤字でもいいから吐き出した方が物流・営業各面での経営効率が上がると思って開催に踏み切りましたので後悔はないし、名目上西原町の皆様への「感謝の気持ちで地域還元」であり、社員にはこういうイベントごとに慣れてほしいし経験値を積んで欲しいのもあるので、まぁ総合すると良いことなんですけど(という風に考えているから開催するんですけど)、まぁね、経営的にも健全な酒販業界の発展にも極悪な催しであります。二度と開催しないと前回も誓いましたがもう二度とやらねぇからな!

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