新卒とった方がいいか問題

もう来年度の採用活動の話が始まったみたい。業者さんから見積が送られてきたみたい。當山さんと玉那覇さんが持ってきて「うわ~」と思った。つい最近来年春の入社予定メンバー3人が決まったばかりなのに(予定は未定でありry)世の中の流れは速い。つまり今もらった見積は、2026年春入社の新卒採用活動についてであり、時期としては2025年初頭から始まる活動についてであります。約2年後の話をするということ。約2年後ということは、まぁ「短期的」と「中期的」の間くらいの微妙な距離で、見えるような見えないような、2年もあれば何でも起こりうるとは言え2年は短い、なんとも言えない程度に先の話である。次の春に3人でしょ。次の次の春に何人欲しいかっていったら答えは「わからん」ですよね。少なくと絶対必要ってわけじゃないよそりゃいま足りてるし減らんし不足する予定もないから。ただね。長期的にはどうなのか。

本質的に新卒は採った方がいいのか。いや本質的には良いも悪いもない。社業にとって有効かどうか。

・若い方がいい 若い方がいいならどうせなら新卒でいい。若くて新卒じゃないってことはどこかに入って退職した人ということになるから、そんなら最初から新卒の方がいい。という考え方もあるけど、”どこかで経験積んだうえでしかも若い”のが一番いいんじゃないかという説も有力。しかしこれは考えても詮無いことすぎて、つまり若い方がいいよねってだけ。

・若くなくてもいい やっぱり別の血というか、異物による刺激というか、南島にいては身に付かない考え方や経験スキルを移植できる点で若くないからこそ価値があるということもある。なので中途採用の場合、拒否反応起こるほどじゃない適度な異物感があった方がいい人材ってことなんだと思いますね。プラスアルファ感ね。キャリア採用ってキャリアがある人の採用ってことだけど、キャリアがあるっていうのはつまりうちにとっては今までに無かった要素がプラスされる、プラスアルファな部分があるという意味である。もちろんそうでない採用もありうるけど。

・まぁでも結局どっちを選ぶかといったら若い方がいい 若くなくても別にいいけど若い方がなんというか、未知の魅力という点で、面白い。また、重要だと思うのが「可愛がれる」点。可愛がられるじゃなくて、可愛がれる。こいつがもし40歳だったら絶対可愛くないなっていう若手でも若いだけで可愛いわけだから。不思議ですよね。というこちらを主体とした場合の話。キモ! でも結構大事だと思うんですよねこれは。思い入れっていうかさ。魚心あれば水心というわけで、こっちの思い入れが強ければ、採用された側の思い入れも強まる確率高まるんでないかということ。まぁ世の中そう甘くないだろうけどな。

・しかしこう考えるとですね、若いけど若干異物感があるみたいな新卒が一番いいってことになりますか。若干ですよ、難しいけど。異物っていうか、刺激的というか。でも若干はそんな感じがあった方がいいってことですよ。異物感ゼロにする必要ない。かといって体内にウラン入れたかのような激甚な異物感はダメ。ダメっていうか大変だから無理。このままでは100%組織がぶっ壊れるという深刻な状況だったらウランも必要かもしれないがいまはそうでもない。お、今までにないタイプだな、でも普通にハマりそう、というのが一番いいんですかね。まぁ誰だってみんな個性的だから誰を採用してもそうなるし今までもそうなっているしそういう皆さんを採用してきている気がする。

・新卒採用活動というのは結構お金もかかるし時間もかかるし一大行事になるのがネックだ。中途はそこまでじゃないから。ただ、楽な分、採用が無計画的になりやすい。恐るべきことだが、採用した後の本人の処遇すら無計画になりやすいのである。だってオトナでしょ?自分で考えてるでしょ?ということになりがちだから、である…。

上記の通り、まったくまとまっていない考えを通じて、結論として新卒採用活動を来期もやろうということになった。毎年新卒採用して、どの部署にも送り込めそうなストックをたくさん抱えておいて(言い方悪いですけど)、各部署で中途社員欲しいっスって話になったら「4月に新卒来るからそれまで待て」「ついでに何年か前にそっちに入れた新卒、異動させるから」と言えるような状況が一番いいなと思った。しかし議論の前提として、欲しいからといってそれで採れるもんではなく努力が必要なこと を忘れてはいけない。忘れていた。



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