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池原酒造70周年記念 白百合ナイト

いやーいいイベントでしたね。参加できて大変光栄でございました。

当日石垣に入ったけど飛行機空いてたなぁ。今となっては観光シーズンにオンもオフもないけど、やっぱりすぐ人が殺到するという状況ではないですか。

ANAインターコンチ石垣にて17時半からスタートしました。屋外で行われたんで、日が落ちると実にちょうど良い気温と海風でベストコンディション。ウェルカムドリンクは泡盛倉庫の比嘉さん制作の「泡盛サングリア」で、かつ泡盛は石垣島6酒造所の泡盛をブレンドしたものだそうです。奇跡。美味しかった。私はサングリアを4~5杯飲んだ後で祝辞のお役目をいただいてたので一応ご挨拶して、それからもたくさん飲みました。新良幸人さんのライブもあって、かっこよかった。民謡歌手としての新良さんでした。

池原優社長は34歳くらいですけどなんというか人徳というか、各酒造所の先輩社長にも可愛がられているのかよく分かりまして、すごいなぁ大したものだなぁと思いました。応援されるタイプですよね。

料理はインターコンチ渾身のフルコースなわけですが、サングリアに始まり最後まで様々な飲み方の「白百合」一本で通して、個人的には何の違和感もなく、料理とのペアリングができていると思いました。サングリア、水割り、ハイビール、ワイングラスでのイヌイ44、おちょこでの30年古酒のストレートなど、多様な飲み方をキッチリ提供すれば泡盛だけで成り立ちますね。サーブする側の実力が問われるわけですけどまぁ今回は比嘉店長プロデュースですからそりゃもう完璧ですよね。

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珍しく、おじいちゃんおばあちゃんが一個前の先代にあたり、お父さんはミュージシャンで蔵には入ってなくて、つまり祖父母から孫に直接代替わりしたパターンだそうで。立派な孫じゃのうえらいのう。なんかいいもの見ましたよほんとに。

最近の白百合は以前に比べるとやや真ん中よりの風味になっていると思いますけど、あの不思議な匂いとドライ感ていうか、新酒の水割りも甘くないし熟成しても甘くなってないこととか、素人なんで超ザックリ言うとバニリン的な方向性…キャラメル香とかチョコ香とは正反対のルートに進むあのアバンギャルドな酒造りはぜひ続けていってほしいなと思います。白百合が白百合らしいことで泡盛の多様性をまたひとつ保証している。


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