花酒、泡盛になる

酒販ニュースにシレッと載ってましたけども、2020年度の税制改正大綱にて、「沖縄県与那国島の60度の花酒が『品目の例外表示』に加えられる」とのこと。製法は泡盛そのものであるにもかかわらず、60度のため「原料用アルコール」と表示されていた花酒について、「泡盛」と表示しても良いということになりました。

泡盛含む本格焼酎は45度以下という定義があるので、一般的な泡盛の最高度数は44度です。今は各社50度とか51度とかの商品(原料用アルコール扱い)結構出してますけど、それらは今回の改定とは関係なく引き続き原料用アルコールではある。45度以下とかいう定義、最早何のためにあるのかよくわからんのだけど、各社の高度数の原酒タイプの泡盛は本当に美味しいから、花酒にそれらも含めて脚光が当たる機会になれば良いですな。

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酒販ニュースの同じ号に今年の10大ニュースが載っておりました。まぁいろいろありましたけども、感じるのは、沖縄も関係なくないなということですかね。やっぱ距離が近付いてきている。沖縄の酒類業界独特の部分というのはもちろんありますけどその部分が薄れてきて、「本土並み」というか「ふつう」というか「地域性が無くなってきてる」というか。以前は内地で流行ったモノが2年後に沖縄で売れるみたいな感じでしたが、そういうタイムラグも無くなってきてる。もちろんまだ残ってはいるものの。つまり沖縄は沖縄、内地のやり方は関係ない、内地で何が起ころうが関係ない、という時代ではなくなりつつあるということだと思います。ただ若干、やっぱり田舎なので、何かと少しだけ遅い。この少しだけ遅いというのは利用できる。そこが県外得意先/仕入先との関係が深いウチの強みになるべきであろうと思われる。

それとカクヤスさんが12月23日に東証二部に上場されておる。

おそらく5~6年前ですが「どうせドライバーは中途採用できん。高校新卒を取って育成する以外に道はない」と佐藤さん話してた。先見の明ということなんですなあ。


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