テレフォン人生相談って知ってる

もう20年くらい前から断続的に聞いてるけど、5年に一度くらいマイブームがやってくるんですよね。なんか面白い。一般市民がラジオ番組に電話して相談に乗ってもらう。その様子がラジオ番組として流れる。
何が面白いかというと、絶対伝わらないと思うんだけど、大迫恵美子先生の初手「もしもし?↑」と中川潤先生の「お母さんね、息子さんもういい年じゃないの」(みたいなことを良く言う)というべらんめぇ口調。そして5分ほど相談者の話をおとなしく聞いてた加藤諦三先生の「で、あなたの今日のご相談というのは?(呆れ」

「昨日飲み会でテレフォン人生相談の話をしたら玉那覇さんが「私も聞いてます」とかいうから、こいつ大丈夫かと思った。とにかく私は大迫恵美子先生ファンです。

聞いてると、99%は家族、男女関係の問題です。夫婦関係、離婚とか、息子が結婚しないとか、不倫してて泥沼だとか、娘と仲が悪いとか、息子夫婦がうまく行ってなくて孫が可哀そうとか、遺産相続とか、嫁姑問題とか。人生の悩みって結局ほとんどコレなんでしょうね。家族の問題と、そこから発生するカネの問題。人間シンプルやね。まぁそうですよね。

聞き始めて10年位経験を積んで気付いたことがある。そもそも自分の超パーソナルな悩み相談をラジオ番組で公開されるわけで、つまり「それでもいいから相談したいくらい困ってる」か「あんまり深く考えないタイプ」か「自分の悩み=主張が正当であって、誰かに聞いてもらいたい、訴えたいと思っているか」、いずれにしても要は結構変わった人がわざわざラジオ番組に電話をかけてきている、ということを大前提に相談員が対応するということ、である。物事ウラを読まねばならない。
なので、ほとんどのケースで(たま~に、本格的な、相談員がすぐ警察に行きなさいと言うような刑事事案的相談もあるが)、相談員は叱ることになる。どっちかというとあなたがおかしい、間違ってる、反省しなさいという言葉が返される。もちろん本当に可哀そうな人もいるからそういう場合はちゃんとアドバイスします。
叱られるのは、なぜなら相談者が、テレフォン人生相談に相談している時点でちょっと変な人だからである。最初は聞いててキツイことばっかり言うなあと思ってたけど、考えてみればテレフォン人生相談に相談するって相当奇特な行動なので、番組に貢献しているのに逆にだいたい怒られることになり、構造的に不可避に面白番組が生まれるわけである。よくできとる。

大原敬子先生はちょっと苦手だね、あまりに上から言い過ぎだし、断定口調すぎる。あなたはこうなんです、そうでしょ?そうでしょ?って相手が「はいそうです…」って言うまでそうでしょ?って問い詰めるからなぁ。たまに、散々ガンガン責めた上で「なぜ私にここまで言われてあなた怒らないの!?」「つまりあなたそういう人なんです、そういうところがダメなんです」って言ってくる。結論ありきでなぁ。理不尽すぎる。まぁ私もそういうところありますけどね。

まぁそんな話はよくて、5月に沖縄復帰特別措置法の酒税軽減率が改正されるので、泡盛の価格が変わります。値上げになります。酒税率が変わるから。Aランク(久米久米残波菊之露)がちょっと大きく上がり、Bランク(定かではないがまさひろや今帰仁や多良川)は少し上がる。ただメーカーさんの出荷価格(弊社仕入価格)は、税率の変化そのままとは限らない。インフレのこのご時勢、当然ですな。また実際は量販条件というのが世の中にはあるんで、各メーカーの条件の出し方でも価格は左右される。
まぁでも結局量販店での店頭価格が大きく変わりますので売れ筋商品も結構入れ替わる可能性がある。シンプルに言ったらメインの30度1.8Lパックは100円とか200円とか50円とか値段上がるけど上がり幅はバラバラ、みなが同じような額上がるわけじゃないんで、差が生まれるってことでね、結構高くなる商品とそんなに変わらない商品が両方出てきて、おそらく売上に影響を与えて勢力図やランキングが変わるってことですね。どうなるんでしょうね。商品部が作った6月以降の想定価格一覧みたいなのを見てみましたが、糸満のメーカーがぶっちぎりで安いんですよねぇ。今でもそうだけど、マジでブッチだからねぇ。実際の店頭価格がどうなるかはまだ決まってるわけじゃないけど、まぁ売れるでしょうなぁ。そっちが売れるってことは、売上獲られるメーカーがあるってことになる(他カテゴリーから獲れればいいんですけどそうはならん)。
南島も南島でそういう時代の変化に対応しなきゃいかんのかなー三国志もいつか終わるんだよなーとか思ったりする。まぁわたしたち小さい業界の小さい話なんですけどね。
今回の特措法改正絡みで、泡盛類の手持ち品課税が無い、ということが分かった。素晴らしい英断でマジ助かったけども、なぜ「無い」で済むのかはわからん。
税率変更の境目が、5月14日で旧税率終わり、5月15日で新税率適用という中途半端なものだったので、もし手持ち品課税があったとしたら5月14日に棚卸をしなければならなかった。最悪である。だから有難いけど、オリオンの時は手持ち品課税ありましたからね。なんで「無い」で済んだかのか分からんが助かった。これが政治か、と思う。
手持ち品課税が無いという事は、詳細は省くが、旧税率時での大量仕入れが経済的に有効であるということになる。ふふ~ん。
あといよいよ、A,B,Cランクの公式情報、当局あるいは組合から欲しい。正式に正当に断固として求めたい。適切な納税のために必須の情報であります。県外差額課税のためですね、主に。Bだと思ったらAだとか、Bだと思ったらCだとか、そんなことが頻発すると思うので困るわけよランクわかんないと。遥矢が困るわけよ。

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