ブランドが抱える規模の‘負‘経済を解消 AmazonコンサルのウブンがAmazonRollups事業を始めた理由
こんにちは、株式会社ウブン代表の森岡健太郎(@moriken_ubun)です。
弊社は国内唯一のAmazon Boutique AgencyとしてAmazonに出品するブランドの支援をしています。
Amazonマーケティングの専門性とデジタルマーケティング全般の経験・スキルを武器に多くのAmazonアカウントの売上向上支援をしてきていますが、今年1月よりブランドの買収、共同運営、出資などを行うお金で支援するアライアンス事業を開始しました。
これは先日、NewsPicksでもご紹介いただきました。
この事業は、私の創業当初からの強い想いとビジョンが一つの形になっている、成し遂げたいコトです。
なぜ、この事業を始めたのか、想いや背景をnoteで詳しく書いていきたいと思います。
個人でも、数億規模のブランドを作れる
AmazonはグローバルのECサイトとして世界No1です。
その50%以上のシェアを占めているのが「セラー出品者」です。
Amazonはマーケティングと商品開発ができれば個人でも数千万~○億の売上を上げることも可能です。Amazonのセラー出品は『個人でも勝てる』という時代にマッチしているビジネスになっています。
そのため、最初は1商品から展開して徐々に商品数を増やしていき、売上数千万円規模まで数年で拡大しているブランドも多数出てきています。
『Anker』というブランドを一度は耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
今でこそコンビニなどで販売するほどの規模にまで成長していますが、最初はAmazonだけの販路から始まりベストセラーを取り、認知を上げ、リアル店舗の棚取りに成功したAmazonネイティブブランドの代表格になっています。
当初Amazonだけで販売していたのが、今ではコンビニで売られるようになるまで大きくなるって夢がありますよね!
規模の"負"経済
Ankerのような規模までブランドを成長させるには多くの壁があります。
ブランドオーナーはリスク・葛藤と隣合わせの日々を過ごすことも多いはずです。
売上が上がると当然、利益も増えていきますが、
EC事業は基本的には先に商品を仕入れる必要があるため同時にキャッシュフローの問題が発生します。
売上が上がるほどキャッシュフローが厳しくなっていき借り入れを増やさないと事業が回らなくなります。
最初のうちは商品展開も少ないため、1人でも工数をかけずに運営が可能ですが規模が大きくなるにつれ、やることも増え”人”の問題が発生してきます。
出荷などのオペレーションや顧客対応などの業務が増えてくると人を雇い、教育も必要になります。
Amazonのようなプラットフォームでの販売は低リスクで始められる一方でネガティブレビューを書かれてしまったり、規約違反をしてしまうと出品停止・アカウント停止になるリスクもあります。
そうなった場合、次の日には売上が0になってしまいます。
アカウント停止などはかなり最悪のケースですが、そこまでいかなくても新規参入者にシェアを奪われる可能性もあります。
Amazonは新規参入のハードルが低いため、後発ブランドが絶えず出てきます。
アメリカの調査データでは、あるカテゴリの中で2年間継続してTOP100位以内に入れたブランドは全体の0.7%に過ぎず、残りの99.3%のブランドは2年以内にランキング外になっています。
出典:https://www.marketplacepulse.com/articles/amazons-revolving-door-of-brands
Amazonでは後発ブランドにいつシェアを奪われるかわからないという中で継続的な商品改良、新規商品の投入で売上を作っていく必要があります。
「規模の経済」で売上が上がると利益率を上げられるというのが製造業の基本の考え方ですが、その規模までいくには多くの"不安"や"負担"を乗り越えないといけないというのが現実です。
ブランド運営は最初、軌道に乗せることができたからといって安心してはいられません。数年間、売上を上げ続けることは想像以上に大変です。
ブランド売却という選択肢
そんなブランドオーナーの"負(=ペイン)"を解決するための手段として登場しているのが『ブランド売却』という新しい選択肢です。
日本よりAmazonのセラー出品の数が多いアメリカでは、数年前からAmazonアカウント(ブランド)を買収する事業者が出現し、市場を作っています。
この市場が「Amazon Rollups」と呼ばれているのです。
ブランド資産をお金に変える
日本では買収・売却というワードはあまりいい印象を受けない方も多いと思います。強者が弱者を飲み込んでしまうようなイメージで捉えられている人もいるかも知れません。
ですが、アメリカを中心に盛り上がりを見せているこのブランド売却の手法はどちらの立場が強いなどの上下関係はありません。
ブランドオーナーは今まで築き上げてきた資産をお金に変えることができ、買収側の企業はそのブランドを引き継いで更なるブランドの成長を目指すWin=Winの関係で成り立っています。
私もこの事業を始めるにあたって『売却』『買収』という言葉は使いたくありませんでした(良いイメージの言葉だと捉えきれなかったため)。
なんと言えばポジティブなイメージで捉えて頂けるかという言葉選びは凄く悩みました。
私の中での1つの答えとしてブランド売却は『資産をお金に変える』ことができる有益な手段だと定義しました。
ブランドオーナーが0から作ってきた資産こそがブランドの今の売上に繋がっています。
今まで苦労を重ねて築き上げてきた資産(ブランド)をお金に変えられるという新たな手段を持てるということは、規模が大きく成れば成る程キャッシュフローが厳しくなっていく、人の採用や教育などの手間が増えていく、いつシェアを奪われるか分からない…といった強烈な【不安】や【負担】を抱えるブランドオーナーにとっては大変有意義な手段になり得るのではないかと思っています。
私自身も過去に、会社のために全てを犠牲にし身を粉にして働いていた中で、急な事業停止により会社員でありながら全てがなくなったような強烈な経験をしました。
その時にも今まで頑張ってきた‘資産‘が還元されるような仕組みや手段があったなら、当時の私そして一緒に切磋琢磨していた仲間にとっても心身共に救われたのではないかと思います。
なので、この事業は過去の自分の想いにも答えることでもあり、自分事化され必ず成し遂げると強い気持ちで始めました。
資産を引き継ぐ
企業勤めの方は「退職金」や「インセンティブ」「ストックオプション」という形で長年の貢献が認められて一度に大きな金額を手に入れることがあります。
こういった制度は時間帯給与(時給×時間)の考えではなく、積み重ねてきたものが評価されてもらえるものです。
個人でも時間単位給料ではなく、過去の資産、努力や成果、時間をお金に変えることができる、一種の退職金のような制度がこのブランド売却なのではないかと思います。
ブランドを売却して違う分野に挑戦したり、新しいブランドを立ち上げる資金にすることもできます。
そんな「想いを持った人の資産を引き継いでいくことができる事業にしていきたい」という想いで始めています。
Amazonマーケティングのプロフェッショナル集団
Amazon Boutique Agencyとして3年間、Amazonマーケティング支援をしてきたからこそ、売上を伸ばす、目利きが出来るスキルを保有できています。
私達が支援してきたクライアントの売上成長率は平均300%超え、主要カテゴリではカテゴリ問わず、売上アップを実現してきました。
その結果、支援社数も1年強で6倍に増加しています。
Amazonマーケティングのプロフェッショナルとして売上アップを実現してきた実績があるからこそ、売上規模の小さいブランド、販売期間が短いブランドでも良い条件での売却を可能にしています。
ブランドオーナーの方へ
自社ブランドの売却に興味ある方は是非、DMからでもHPからでもご連絡下さい!
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・小規模ブランドも対象(年商が1億未満のブランドも対象)
・販売開始後、1年未満のブランドも対象
・Amazonメインのブランドに強い(Amazon以外で販売している場合も対象)
・カテゴリによって評価アップ(ペット、ベビー、スポーツ・アウトドア、ホーム&キッチン)
上記はあくまでも目安の条件ですので、自分のブランドでも価値がつくのか知りたいという方は無料でできる査定フォームを用意していますので是非、お気軽にご連絡下さい!
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