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どーも、文化祭が一生終わらない妖怪です (無料記事)

今回から読み始めた方、ようこそ初めまして。すでに読者になってくれている方、まいどどうも。
僕は、舞台や映像をつくっている、小林賢太郎といいます。世の中的には「誰やねん」だと思います。あんまり派手に活動していませんし。だからこそ、僕の作品に気がついてくださる方には、本当に感謝しています。

この「小林賢太郎のノート」、なんのキッカケもなく、タイトルの画像が新しくなりました。これを機に、改めて自己紹介でもしようかと。

僕の仕事は、脚本家で、演出家です。
僕が書いた脚本を、色んな人に演じてもらっています。自分が主催する作品もあれば、クライアントさんから呼んでもらってつくることもあります。声優さんの舞台とか。広告のキャンペーンとか。オリンピックやパラリンピックの式典とか。これは本番の前日に解任になりましたけど。

以前は自分でも演じていました。
ラーメンズという舞台公演のシリーズでは、100本以上のコントを発表しました。若手の頃は「意味はわからないが面白い」というのを目指して、都道府県名を連呼したりしていました。「千葉!滋賀!佐賀!」とか。MacのCMにも出ました。
ポツネンというソロパフォーマンスでは、日本でもヨーロッパでもショーをやってました。ひらがなを並べ替える「アナグラム」を、イラストと組み合わせてパフォーマンス化したり、自分でつくった映像の中を、指で歩いたりしてました。
演劇作品もずいぶん自作自演してきました。YouTubeに上げてある『  TAKEOFF ライト三兄弟 』という作品では、34歳の若かりし僕をご覧いただけます。
NHK BSプレミアムで年に一度の『 小林賢太郎テレビ 』というコント番組を、10年間やってました。たくさんの俳優さんたちに出演していただきました。

映画も撮ります。
ショートフィルムを撮って、シアター・コントロニカというサイトで発表しています。それらをまとめて、短篇集『 回廊とデコイ 』という一本の映画にしました。
『 カラフル忍者いろまき 』というアニメ映画の監督・脚本もやりました。
小島淳二監督と、Japanese Tradition というショートフィルムのシリーズをつくりました。中でも「 Sushi 」は世界中の人に楽しんでいただきました。

漫画も描きます。
ハナウサギという、変な生きものを主人公にした変な漫画を、細々と描いてます。以前は講談社の「ヤングマガジンアッパーズ」や「イブニング」に連載していました。今は『 ハナウサカイグリ 』というタイトルで、Xに投稿してます。最近カラー原稿にしたら、なかなかかわいくなりました。漫画の中での自画像の顔は、メガネをかけた本です。

絵本のお仕事もします。
絵も描くし、文も書きます。最近のは『 カキワリの劇場 』っていう、ちょっと不気味な絵本です。
外国の絵本の翻訳をしたりもします。僕が翻訳した『 オレ、カエルやめるや 』という絵本が、本屋さんの絵本コーナーの、目立つところに置いてありました。僕は嬉しくて、なんとなく眺めていました。するとそこへ、お子さん二人を連れたお母さんが、やって来ました。僕は『 オレ、カエルやめるや 』を指差し「この本は面白いですよ」と話しかけてみました。すると、なんと、買ってくださったのです! 僕はもうなんだか泣きそうになりました。マイクロマガジン社さん、僕、営業しましたよ!

僕のアトリエ「スタジオコンテナ」は、森の中にあります。
そこで物語をつくったり、絵を描いたり、手品の練習をしたり、メダカを育てたり、焚き火をしたり、バイクをいじったりしてます。
オフィスが街にあります。打ち合わせをしたり、取材を受けたり、簡単な撮影をそこでやることもあります。
街にいるときは人間のふりをしています。森に帰ると、妖怪の姿に戻ります。すこし小さくなって、毛が生えます。

こんな、文化祭が一生終わらない妖怪による読み物。それがこの「小林賢太郎のノート」です。表現を仕事にした者としての、日々の経験や考え、森のアトリエでの動物たちとのエピソードなどを、すこしだけふざけながら真面目に書いてます。よかったら、ご贔屓に。

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