自己紹介 ver.2025 (無料記事)
今年から読み始めた方、ようこそ初めまして。引き続き読んでくれている方、毎度どうも。
小林賢太郎ともうします。コントや演劇をつくっては、みなさんに観てもらうことを仕事にしています。世の中的には「誰やねん」だと思います。だからこそ、僕の作品に気がついてくださる方には、本当に感謝しています。
以前は自分でも演じていました。『ラーメンズ』全17公演では、「意味はわからないが面白いコント」を目指して、都道府県名を連呼したりしていました。MacのCMに出たりもしました。他にも『ゴールデンボウルズ』や『カジャラ』など、名前を変えながらコント公演は続けて、発表したコントはこれまでに数百本。
『ポツネン』というソロパフォーマンスでは、日本でもヨーロッパでもショーをやってました。ひらがなを並べ替える「アナグラム」をイラストと組み合わせたり、自分でつくった映像の中を、指で歩いたりしてました。
演劇も、ずいぶん自作自演してきました。YouTubeに上げてある『TAKEOFF ライト三兄弟』という作品では、34歳の若かりし僕をご覧いただけます。
NHK BSプレミアムで、年に一度の『小林賢太郎テレビ』というコント番組を、10年間やってました。たくさんの俳優さんたちに出演していただきました。
小島淳二監督と、Japanese Tradition というショートフィルムのシリーズをつくりました。中でも「Sushi」は世界中の人に楽しんでいただいています。
漫画も描きます。ハナウサギという、変な生きものを主人公にした変な漫画を、雑誌に連載していました。今は『ハナウサカイグリ』というタイトルで、細々と描き続けています。漫画の中での自画像は、メガネをかけた本です。
絵本のお仕事もします。絵も描くし、文も書きます。最近のは『カキワリの劇場』っていう、ちょっと不気味な絵本です。外国の絵本の翻訳をしたりもします。『オレ、カエルやめるや』シリーズを、どうぞよろしく。
脚本家・演出家として、クライアントさんから呼んでもらってつくることもあります。広告のキャンペーンとか。声優の木村昴さんや、ラッパーのKREVAさんの舞台とか。オリンピックやパラリンピックの式典とか。これは本番の前日に解任になりましたけど。でも、つくれと言われたものはちゃんとつくりましたよ。
現在は、『シアター・コントロニカ』という屋号で、コントを発表しています。舞台だったり、映像だったり。昨年は、短篇集『回廊とデコイ』という映画を制作しました。今年もいろいろ計画してます。お楽しみに。
僕の仕事場は、森と街にあります。森にあるのは、アトリエ兼倉庫。作品のアイデアを生み出したり、舞台美術をつくったり。焚き火をしながら考えたり。ここは思考の森です。街にあるのは、オフィス兼スタジオ。打ち合わせをしたり、取材を受けたり、撮影や録音もします。街にいるときは人間のふりをしていますが、森に帰ると妖怪の姿に戻ります。文化祭が一生終わらない妖怪です。ケケケケケ。
そんな僕の唯一の連載が、この『小林賢太郎のノート』です。表現を仕事にして学んだことや、劇場や撮影現場からのレポート、森のアトリエでの動物たちとのエピソードなどを、少しふざけながら真面目に書いてます。月にだいたい4回投稿してます。購読すると、バックナンバーを1年ぶんお読みいただけます。よかったら、ご贔屓に。
令和七年 元旦