9. PRADA MEN'S SUMMER 2024 コレクションレヴュー
PRADA MEN'S SUMMER 2024
ビッグショルダー、ウェストシェイプのジャケットと言う細長い40年代のテーラリングをタックインし、コットンポプリンで軽さを出したり、はたまたシャツとして表現しており、新鮮さを出していました！
袖は手が隠れてしまう位、長め。
そのシャツは更に発展し、コートにまで昇華させられているのにはびっくりした！
そして、それらに合わせるパンツはハイウェストにタックが入り、ヒップ周りに余裕があり裾にかけてかなり細くなっていくテーパードシルエットと、同じくタック入りのショートパンツで合わせる！
今回のコレクションは、エイリアンのクリーチャーデザイナーのH・R・ギーガーやドイツのアーティスト、ヨーゼス・ボイスの世界観をプラス！
ギーガーはチューリッヒで建築と
インダストリアルデザインを学んだデザイナー。
エイリアンは、コレクション内での液体が垂れ流れてきているような演出や、エイリアン柄のシャツにも見る事が出来ました！
シャツをよく見るとエイリアンの柄がプリントされている。
そしてフィッシングベルトに白シャツ、デニムと言うヨーゼス自身の格好のようなルックが見られました！
そのフィッシングベストも、ナイロンからレザー、更にファーの物までバリエーションも豊富！
フィッシャーマンベストのルック。
ルック13、19、21
先程のエイリアン柄のシャツ、春夏定番の花柄のシャツもフリンジを配して更なるアクセントを加えていました！
エイリアン柄のルック3、花柄のルック38。
尚、プラダのウィメンズでは花が"愛"の象徴で定番になっているが今回はメンズにも。
上記の柄シャツや、装飾で表現した物も。
靴はスクエア型のスリッポンやレースアップの2択！
プラダのコレクションは靴の形を絞っている事が多い。
前回、テーラリングは50年代を90年代のようにミニマルに表現されていたが、今回は更に40年代に遡っている印象を受けました！
軽く仕立てられたジャケットのVゾーンやショートパンツから見える肌の露出によってセクシャリティーを、そしてSF的なファンタジーやカルチャー、音楽等を入れてコレクションを更に深い物にしていました！
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