【登録者20万人】チャンネル開設から2年。YouTubeが人生に与えた変化

こんにちは。Kentaro.と申します。

僕は節約・貯金系の動画をYouTubeに投稿しているのですが、先日チャンネル開設から2年が経ちました。

この2年間、YouTubeのことを考えない日はなく、自分なりに本気で取り組んできたと思います。

そのためか、自分の人生全体にとって大きな変化がありました。

今回は、YouTubeを始めたことでどんな変化があったのか、動画投稿をする中で変わっていったことを書きたいと思います。


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(大事なお金は自分のため、また大切な人のために貯蓄するなり使うなりしてください)

最後まで読んでいただけたら、そして「スキ」を押していただけたら、それだけで十分すぎるほど嬉しいです。

【はじめに】2年間のYouTube活動の実績

僕がチャンネルを開設したのが、2021年2月10日。
初めて動画を投稿したのが、2021年2月12日です。

そこから2年間での結果は以下の通り。

・チャンネル登録者:21.5万人
・YouTube公式から急上昇クリエイターに選出(2021年8月)
・Yahoo!ニュースにて記事の連載(全15回)
・KADOKAWAから書籍の出版

正直、自分でも意味が分かりません。

動画を頑張って作っていたら、2年前には全く想像できなかった場所に来てしまったという感じです(すべてご視聴くださる方のおかげです)。

客観的に見てなかなかの結果を出したとは思うのですが、だからと言って自分がすごいわけでは全くなく。

YouTubeというプラットホームのおかげで、自分の実力以上の結果が出ているだけだと思っています。

そのため、特に生活自体は2年前と変わっていません(相変わらず学生が住むようなアパートに住み続けています)。


とはいえ、YouTubeをやっていく中で、自分の考え方等に大きく変化が生まれたのは事実です。

動画投稿を始めた初期の頃、そして登録者が数千〜数万人のときには及ばなかった考えが、今では自分の頭の中に常にあります。

どんな変化が生まれたのか、具体的に書いていきます。

YouTubeをやる中で変わっていったこと・感じたこと

大きく5点あります。

・たくさん勉強するようになった
・金銭感覚が磨かれた
・動画を出すことに強い責任感が生まれた
・再生数ありきで考えなくなった
・YouTubeは天職だと思った

それぞれ具体的に説明していきます。

1.たくさん勉強するようになった

正直、当初はそこまで勉強していませんでした。

もちろん色々と調べたり、データを探したりすることはありましたが、基本的には実体験を通じた節約・貯金の話をしていたためです。

ところが動画を何十本と投稿し、チャンネルも伸びてくると、感覚が変わってきます。

「今のままじゃダメだな」


自分の実体験は確かに一定の説得力はあるものの、僕なんて所詮どこにでもアラサーの社会人に過ぎません。人生経験も大したことはないです。

実体験だけに頼った動画を作っていると、コンテンツの幅は出ませんし、内容の重複等が増えてしまう分、つまらない動画になります。視聴者も離れやすくなり、オワコン化が加速するでしょう。

そこで「足りないなら補うしかない」と思い、色々な分野の知識を入れるように努めました。

・金融投資への考え方
・経済学や労働に関すること
・日本の制度や社会の動向・未来予測
・世の中の分断や貧困問題
・幸福や心理学に関すること

具体的には、上記のような内容の本を読み込んでいくイメージです。色々なジャンルの本をたくさん読んできたと思います。


僕が色々なジャンルの知識を頭に入れて、それをコンテンツに落とし込んでいくことで、単なる節約・貯金ではない、オリジナルで深い内容の動画を作れると考えています。

それがより面白い動画、また視聴者の方の満足度にもつながるのかなと。

実際、そのおかげもあって登録者を伸ばし続けることができたのかなと思いますし、自分でも動画の質が上がってきていると感じています。

2.金銭感覚が磨かれた

YouTubeを始める前に比べ、金銭感覚がかなり磨かれたように感じます。

無駄な出費はできる限り避け、真に価値あるものや体験にはお金を使うことが、より高い精度でできるようになったなと。

具体的には、お菓子やお酒は全くと言っていいほど買わなくなりました。
昔は家でよくビールを飲んでいましたが、今ではほぼ飲みませんね。

でも一方で「思い出になる経験」には、前よりお金を使うようになりましたね。例えば先日、両親の結婚記念日があったのですが、姉とお金を出し合ってフレンチレストランに行きました。


その理由は、前述のようにたくさん勉強するようになったことに加え、僕の動画を最も見ているのは他ならぬ僕自身だからです。

・編集(不要な部分のカットやテロップ入れ)
・編集後のチェック
・YouTube投稿後のチェック
・投稿から一定期間経過した後の反省

なんだかんだ動画1本を5〜7周くらいは見ているかと思います。

動画の内容も、主に節約・貯金・お金の使い方に関するものです。

そんな動画をこんなに見ていたら、嫌でもお金の使い方は磨かれるよなと感じます笑(台本を作る段階でも相応のアウトプットはありますし)。

3.動画を出すことに強い責任感が生まれるように

誰かが動画を見たところで、再生数としては「1」とカウントされるだけなので、YouTuberは「再生数=単なる数字」として認識してしまいがち。

でもその数字の裏には、確実にひとりの人間がいます。そしてその一人ひとりには、間違いなくそれぞれの人生があります。

ありがたいことに、僕が動画を出すと数万人・数十万人の方が見てくださいます。

ただ、チャンネルが大きくなる=影響力も増すということ。

自然と上述の考えを抱くようになり、動画を出すことに対して非常に大きな責任感を抱くようになりました。


特に僕の場合は「お金」という、人生に対する影響度が非常に強いジャンルの動画を出しています。

僕がYouTubeで発言した内容によって、見た人の人生が良くも悪くも変わるかもしれません。

大げさかもしれませんが、そのくらいの責任感・覚悟を持って、「真の意味で視聴者に寄り添った動画を投稿しよう」という意識が強くなりました。

4.再生数ありきで考えなくなった

3で紹介したものに関連しますが、段々と再生数至上主義ではなくなっていきました。

前提として、YouTuberにとって再生数は間違いなく大事です。

再生数を求めないと収入は見込めないですし、最も大きな評価の指標ではあることは間違いありません。「YouTuberが再生数を求めない=サッカーのFWがゴールを求めない」のようなものでしょう。

僕ももちろん再生数を取るために、日々企画や切り口を試行錯誤したり、毎回反省をして、より良い動画作りに励んでいます。

ただ、「再生数さえ取れれば何でもよいのか」という話ですね。

今は昔よりも「再生数<視聴者へ提供できる本質的な価値」に自分の中での優先度が変わりました。


例えば次の動画は、2022年の日本人の貯金額を紹介したものです。

【衝撃】20〜60代の年代別平均貯金額がヤバすぎる…

サムネイル・タイトルなどを含めて超考えて投稿したこともあり、2022年4月に投稿して79万再生と、かなりの数字が取れています。

そして平均貯金額のデータは毎年更新されるので、2023年のものも作ろうとすれば作れました(作れば伸びたと思います)。

実際、僕の動画に近いサムネイル・タイトルで2023年版を作り、良い再生数を出していた方も結構いましたね(平均貯金額の企画は需要があるので伸びやすいです)。


でも僕は、あえて同じ企画の2023年版の動画は作りませんでした。

理由は単純で、1年前と似たような動画を作っても視聴者のためにはならないと考えたからです。

最新データが知りたい場合も、他の方の動画を見れば解決しますから、わざわざ同じ内容で僕が作る必要はないなと。

すでに需要があることが分かっている=再生数が見込めることよりも、本当の意味で見た人にとって価値がある動画、新たな発見がある動画を追求していきたいと思うようになったんですよね。


そのせいもあって?今は以前に比べて再生数が落ちています。

もちろん残念は気持ちはありますし、出した動画の伸びが悪いと落ち込むこともしばしば。「これはイケるでしょ」と思った動画が伸びないと、めちゃくちゃへこみます。

でも正直「仕方ないかな」くらいにも思っていて、「見てくださった方が満足してくれたら良いのでは」と感じています。

内容には自信があるので、ぜひ見ていただきたいですが。笑

※真に価値があれば伸びるはずなので、もちろん僕の実力不足の面もあります。これからも精進します!

5.YouTuberは天職だと気づいた

「YouTubeなんて水物」と言われるくらいですから、仕事をYouTube1本にしようとは思いません。

ただ、割と本気で「YouTubeほど自分に向いていることって無いのでは?」と思います。

・新たな知識を学ぶことが結構好き
・得た知識を分かりやすい言葉で説明するのは割と得意
・どんな切り口で企画を作るかを考えるのも楽しい
・見た人の役に立てる&感謝もされる

YouTubeをやる中で、上記に気づきました。

自分に適正もあって、やりがいも強く感じられますから、本当に挑戦してよかったなと思いますね。


また、毎週1回の動画投稿の前は、いつも心がザワザワします。

「伸びるかな」「伸びなかったらどうしよう」「アンチコメント来るかな」などと、色々な思考が頭をよぎります。

もう100本以上動画を作っていますが、全く慣れませんね。

ただ、自分の手でそんなゾクゾクする勝負が毎週できること、それ自体がすごく幸せなことだと思うんです。
(普通の仕事だと、多少なりとも「やらされる感」は出ますし)

そして動画が伸びて良い反応をいただけた時には、本当に言葉にならないほど嬉しい気持ちになりますね…


YouTubeは正直かなりキツイです。良い企画が思いつかなかったり、心ないコメントを浴びせられることもしばしば。

でもそれ以上に面白いし、やりがいが大きいんです。

だから僕は、必要とされる限り、これからも動画投稿を続けていきたいと考えています。

まとめ

はじめしゃちょーの「YouTubeあるあるソング」の歌詞に、こんなフレーズがあります。

好きなことして生きていく
なりゆきの延長を走っていく
戻れないとこまで来たんだ
僕の証をここに刻んだんだ

はじめしゃちょー「YouTuberあるあるソング」

僕なんて全く大したYouTuberではないし、いわゆるエンタメ系YouTuberとは違い、「好きなことして生きていく」とはニュアンスが異なりますが、すごく共感できる歌詞です。

「なりゆきの延長を走っていたら、戻れないところまで来ていた」

本当にこんなイメージなんですよね。笑


チャンネルを作った2年前。

前半でも書いた通り、今の状況は全く想像していませんでした。

YouTubeを通じて新しい景色を見ることができた・知らなかった自分に出会えたのは、本当に幸せなことです。

すべて見てくださる方お一人お一人のおかげなので、本当に感謝しています。

僕はこれからも「なりゆきの延長」を走っていくので、引き続きよろしくお願いします!!