ここではないどこかは存在するのか

裏LegalACの担当日(12月15日)が明日に迫っているため、2つ目の投稿をしておきます。
高橋です。
ここでは、法務部から別の職種(結果リーガルテック企業のマーケティング部門)に移ったきっかけを書いています。
現在、職種から変更する転職をお考えの方、法務以外の職種をご検討の方はチラ見していただけると嬉しいです。

しっくりこない

「なんかわからないけど、もやっとする」
前職、法務部で働いていた私は、毎日の仕事の中でこのようななんとなくの違和感を感じていました。
体(体調)でもそうですが、なんとなくの違和感の場合は、そのまま普通に生活できますし、ぼくの忘れっぽいところも相まって、もやっとしては忘れ、またもやっとしては忘れ、という日々を楽しく送っていました。
もちろん、法務部の仕事(契約審査、契約書管理、総会運営、株主通信作成などなど)は頑張ってやっていました!(強調)
結局、このもやっとの正体がわかるまでに6年間を要しました。

”柱”

法務実務の大きな柱は、現状多くの会社で、契約審査だと思います。
もちろん、リスクマネジメントという大きな枠踏みの中に契約審査があることは理解していますが、実際は契約審査にパワー(時間やお金、集中力)を一番使っていると思いますので、実務の柱は契約審査なんだと思います。

「あ、ひょっとすると契約審査はあまり向いていないかもな・・・」
「契約審査以外の法務の仕事は向いてそうなものもあるけど・・・」

これが、法務部の6年間でわかってきたことであり、違和感のもとでした。嫌いだけど得意・向いているならともかく、そもそも得意ではない・向いていないのは、仕事以前に、続けていくものという観点であまりよろしくない状況なのではないでしょうか。
法務部として働く中で、この柱となる実務が向いていない(柱がどっしりしていない、フラフラ揺れている)のは致命的だと感じました。
むしろ、”柱”の周辺の業務(社内研修の企画や資料作成、株主通信の構成・企画など)は自分なりに向いてそうと思っていました。

法務には「契約の呼吸」はもちろん「知財の呼吸」、「M&Aの呼吸」といった様々な呼吸の使い手、それを極めた”柱”がたくさんいらっしゃいますが、そのすべてに契約審査は関係していると思います。
このずっと”癸”(みずのと:『鬼滅の刃』鬼殺隊の一番下の階級)のような先が見えない状況では、鬼殺隊を続けていくのは難しいと感じていました。

法務マーケター

そんな小枝のように漂っている時期に見つけたのが、現職の、
『法務マーケター』
です。

・・・おそらく皆さま聞いたことがないのではないでしょうか?
少なくとも私は応募するときに初めて聞いた職種です。

法務の知り合いの方(前職の先輩や後輩、グループ会社の同僚など)は、転職するとしてもほぼ100%法務部に転職していました。
したがって、法務部出身として、
「法務ではないどこか」
があることもイメージできていませんでした。

その中で偶然見つけた、この『法務マーケター』という職種の魅力については、明日投稿の3つ目の記事で書きたいと思います!

Plus Ultra。


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