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フィギュアコマ撮りの仕方【ブルマと孫悟空】

こんにちは。篠原健太です。コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。

ブルマと孫悟空は少し前に投稿したフィギュアコマ撮りです。TAMASHII NATION 2019というイベントのモニターで再生されていました。

15fps(一部30fps)撮影は約14時間

TAMASHII NATION 2019会場のモニター

メイキング

今回はフィギュアが決まっていたので、そのキャラクターで成立するショートムービーを考えました。

イメージラフ

ラフで申し訳ないですが、6コマ目ではブルマが驚いて走り去る絵が描かれています。このリアクションは孫悟空をピストルで撃ったのに生きていることへの驚きですが、孫悟空の服装は二人が出会ってけっこう時間が経っている時のものでした。修正して「ドラゴンボールを見て喜ぶ」にしました。


美術イメージ

ドラゴンボール初期のアドベンチャー感を出したかったので、美術設定を理科好きの男の子の机の上にしました。子供の頃に自分が好きだった地球儀や恐竜の置物などを使いました。

コルクに貼られた絵は僕が小学生の頃に描いた実際の絵です。


フィギュアコマ撮り

フィギュアの足裏には粘着ラバー(ブル・タック)をくっつけて滑り止めします。

ドラゴンレーダーを落っことすアニメ。落下速度の加速や床にバウンドするニュアンスを上手く出せると楽しいです。今回は硬いドラゴンレーダーが硬い床にぶつかるとどうなるかを想像しながらアニメートしました。

ピストルの発砲の光と煙を綿で表現しました。

発砲は棉を銃口にノリでくっつけて、奥からLEDライトで光らせて表現しました。綿の繊維が光って面白いディテールが出せます。発砲による光で悟空の顔が一瞬照らされるのも、その場で撮れるとリアリティが出せます。


ブルマのお下げ髪は付け根だけ動きました。頭の動きに少し遅れるようにすれば自然に柔らかく見えます。

タンクの影に注意

フィギュアを支えるタンクの落ち影を見ていただきたいのですが、下手(舞台左側)からの光を受けてかなり伸びています。タンクの落ち影がフィギュアやフィギュアと重なる奥の舞台に落ちるとNGになるので、少し突き出しを伸ばして舞台手前に置いてます。アニメーターはタンクの位置や影にも気をつけなくてはいけません。

コマ撮り面白いですね!


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つづく!


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