『続・リュウVSレッドブル』波動拳の撮り方【コマ撮り】
こんにちは、篠原健太です。コマ撮りアニメーションを作ったり、発信したりしています。
リュウの真空波動拳を繰り出すカットはカメラワークとライティングが合わさったカットになりました。波動拳はCGではなく、コマ撮りです。(カメラワークはVoloというモーションコントロールを使いました。)
もちろん1発撮りではなく、1コマに最高4枚の画像を撮りました。
・リュウ素材
・リュウの周辺のモヤモヤ素材
・波動拳素材
・カラブタイ(前もって撮影)
これらの素材を1枚に合成して波動拳の光や雰囲気を表現したのです。
波動拳の玉はLEDライトです。
ライトの芯をカメラのレンズに向けてフレアを撮りました。
波動やリュウの周りモヤは加湿器のフォグで作りました。
放った波動は外からスポットでライティングして光らせています。さらに加湿器のフォグによって光の広がる雰囲気を表現しました。
フォグはもちろんコントロールすることはできないのでアニメートするというより、ランダムに暴れさせても成立することが分かった上で採用しました。
カメラのシャッター速度によって、フォグの質感も変わってきます。テストして良い質感が出るとこを探りました。
ゲーム内の波動の速度はもっと遅いのですが、少し勢いを出した方が良いと考えて飛行スピードを速くしています。
コマ撮りするからこそ撮れる情報量、現場の勢いから生まれる「アラ」や「偶然性」が写し出されて面白いカットになったなぁと思いました!スタッフも楽しんでました。
つづく!
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