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コマ撮りしてみた【セフィロス×カービィ】

どうも篠原健太です。

このnoteでは僕の活動やコマ撮りの作り方について書いています。

以前はドワーフというコマ撮りスタジオを持つ会社でコマ撮りアニメーターとして働いていました。

コマ撮りとは物を少しずつ動かして何枚も写真に撮り、その写真を連続して見た時に、あたかも自ら動いているように見せる撮影技術のことです。


そんなコマ撮りの将来を見据えて、今はオモチャのコマ撮りを作ってYouTubeに投稿しています。

今週はファイナルファンタジー7に登場するセフィロスと星のカービィのフィギュアをコマ撮りしてみました。

・ファイナルファンタジーVII リメイク PLAY ARTS改 セフィロス
・ねんどろいど カービィ


以前はカービィだけをコマ撮りしました。YouTubeでとても人気のようです。

もともと考えていたのはセフィロスとカービィをスマブラ風のアクションでコマ撮りするという演出でした。

しかしセフィロスのフィギュアを触った瞬間ゾッとしました。

メイキング動画のフィギュア開封を見て頂くとわかるかと思いますが、セフィロスの関節はリボルバー式でした。関節の可動が段階式になっているのです。関節を動かすとカチカチ!っと音が鳴り、ポーズを固く止めることができます。これは、よくある動かし過ぎて関節が緩くなるというヘタリ現象を解消できたり、フィギュア自体が重たい場合でもポージングを保てたりととても素晴らしい関節です。
しかし、コマ撮りには不向きな関節です。コマ撮りはスムーズに動かせないと、コマ割りが上手くいかないからです。買うまで気づきませんでした、、、笑 

しかし見た目はめちゃくちゃ良いので、何とかコマ撮りしたいと思いました。(値段高かったし!)そこでフィギュアの関節の具合をよく調べて、どれくらいの動きならアニメートできるかを考えました。
一番アニメートが難しい部分は膝でした。膝の関節がとても硬かったのです。腕の関節はあそび(関節のちょっとしたゆとり幅)を上手く使えばなんとかなりそうでした。

ということで
最初に考えていたスマブラ風アクションをやめて、カービィをバスケットボールのようにシュートするヘンテコりんな内容になったのです。フリースローの動きにすれば脚をそんなに使いません。シュートする時に膝を曲げ伸ばししますが、服の丈が長いので隠してごまかせます。


僕のフィギュアコマ撮りはいつも行き当たりばったりです。なるべくフィギュアは改造はしない、人形主体のコマ撮りというテーマでやっています。

クライアントワークでは絶対にやれない作り方なのでこれはこれで面白いです。

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