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政策とデザイン This is policy design_4

Index
・ポリシーデザインとはなにか?
・ポリシーデザインの5原則
・ポリシーデザイナーと呼ばれる人は?
・ポリシーデザインはどのように進行していくのか?
・ポリシーデザインの思考ツール
・ポリシーデザインの導入例ポリシーデザインはどのように進行していくのか?

・ポリシーデザインはどのように進行するのか?
今回のWSでは以下のように進んだ。
DAY1~DAY5:Double Diamonds(ダブルダイヤモンドと呼ばれるサービスデザインで一般的に用いられるアイデアの0➔1の手法)
Discover >Define >Develop >Deliver のフェーズに沿ってアイデアの発散と収束を進めてていく。

(DAY1) Choose the Goals
(DAY2) User interview
(DAY3) Issue map + Proto_workshops
(DAY4) Proto Policy
(DAY5) Story telling

Day1
Intro & Team Building
Sustainable
Development Goals
Choose your goal
Grand Your goal
Daily Debrief

Day2
Citizen engagement in Copenhagen
Engagement belief !
Digital engagement around the world
Citizen engagement
Daily debrief

Day3
Digital engagement internationally
Policy Co-creation workshop
Daily debrief

Day 4
The Magic of Prototyping
Facilitated brainstorm - prototyping ideas
Prototyping
Guest Talk - Shane Waring (City Beta Projects)

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Day5
Storytelling communicating policy
Final presentation

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今回自分はノルウェー出身のフィオナ、アルゼンチン出身のフェデリコ、イタリア出身のレオナルドの4人チームで、コペンハーゲン市における環境政策を立案した。

Use 1% of Copenhagen budget
for developing a GREEN INDEX,
as a tool to co-create, a LIFE CENTRED CITY.

今回のワークショップのキーワードとして、SDGs(持続可能な開発目標)と、CIIDのCEOシモーネさんが冒頭スピーチでおっしゃった”Life Centered Design”の2つが挙げられた。
具体的には、環境維持活動をすることでポイントが貰えるアプリケーションのプロトタイプを設計し、ユーザーテスト、調査を重ねアップデートしたものを最終的に発表した。

今回のワークショップの主たる目的は「手法の落とし込み」であったため、最終的なアウトプットにそこまで期待はされていなかったが、手を動かす人員がそこまで居なかったため自分が頑張った。制作物のアウトプット、諸々に関しては自分自身60%くらいのクオリティで発表したが、目的が手法の学びであるならば、満足度は90%くらいであった。

ここで、手法の振り返りとして、既存の古典的政策立案と、デザインシンキングのプロセスと、今回行ったPolicy Co-Creation Processの比較を紹介する。
追加でShuさんが提示した台湾で実際に行った際のケース

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(Shu linさんのスライド参照)

強調したい部分は実際に実施するとなるとベースに既存の法制度がくるところは通常のサービスデザイン(Design thinking process)と比較してポリシーデザインならではである。

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上記の2つを基にUK Policy labが発表している手順を図式化すると以下のようになる。特に重要な点はDiscoverの前の段階のDiagnosisという政策上の課題を特定するフェーズが新たに必要であるという部分である。

一方で既存のポリシーメイキングの設計手法と比較して、フィードバックがある点で大きくユーザー中心で考えられているように見える。一方で依然として課題に残るのは時代に合わせてシステムを最適化していく過程、つまりはフィードバックを受けてどのように改善していくかという部分は未だ模索中である。これらの道筋について、ケースを見ていく中でともに未来を考えていければ幸いである。

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