Go beyond the frame 〜CHALLENGE〜
結果を出すために、デフフットサル日本代表は次なるチャレンジをしました!
4年前にはなかった取り組みです。
渡航費の一部をクラウドファンディングで募ろうと言う動きです。
2018年ごろから、水面下でずっと構想してたんですが、流石に全員巻き込まないと難しいので、川元監督、山本監督に相談し、女子も一緒にやることになりました
デフフットサルは資金が全くと言っていいほどありません。
助成金もデフリンピック種目になっていないのでおりません。
協会の計らいで少し助けていただいてます。
そしてスポンサー、サプライヤー、会員になってくれている全国のデフの選手たち、これらの人、企業のサポートなくして活動はできません。
見えないところでの積み重ねがあって、代表選手たちは活動できているんです。
そしてみんなの期待を背負ってるわけです。
ですが、それでも全く足りません。
しかも今回のW杯、スイスは世界一物価の高い国としても知られています。
渡航費、滞在費を考えるととても大変です。
だから自分たちでできることとして、クラウドファンディングでの資金調達をし始めることになりました。
そして他にも目的がありました。
クラウドファンディングの目的は資金調達だけの目的ではありませんでした。
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【公開した意味】
•お金を集める
•リアルに応援してくれる人の数がわかる
•やることでメディアの注目を集める
•お金を払って応援してもらえる人がいることで選手の責任感が生まれる
•障がい者スポーツにおいて、前代未聞の挑戦ということで覚悟が決まる
•達成後の展望にも可能性が生まれる
•無理だと言われることが応援になる
•やってることが認知される
•参加することでコミュニケーションの場になる
•全員プロジェクトで実行しているので選手スタッフが更にまとまる
•批判されることで周辺組織のことも周知される
•障がい者スポーツの在り方の概念を超える
•サポートしてもらってる企業名の周知、商品販売を通して恩返し**
クラウドファンディングは、ただのお金の支援のお願いだけではなかったんです。
知る、広がる、希望を持てる。
そんな要素も含まれてたんです。
様々な要素を含んだ挑戦することのきっかけをつくるプラットフォームであったということです。
みんながバカということを、やってみたくてやってみる。
それで良いと思うんです。
今回クラウドファンディングをやったことによって、もちろん最初は否定的な見方をする方もいました。
しかも調達したい資金が2000万円!
無理やろ?
と言われました。
はい、無理でした!
でも挑んだことに意味があるんです。
結果は大切ですが、みんなで一つの大きい目標に向かって必死に動いたことそれに意味があるんです。
みんなの中にもきっと何かしら心動かされることが沢山あったと思います。
もちろん達成したかったんですが、そこは僕含め関わる人みんなの力不足でした。
でもよかったんです!
お金を出してくれて、メッセージをくれて応援してくれる人が726人もいたこと。
それが一番意味のあることでした。
シェア、拡散をしてくれる方も、本当にたくさんいました!
純粋に応援してくれる人が見えたことが、今回デフフットサルにとっては大きな収穫となりました。
みんなの生きたストーリーが伝わったと言うことだと思います。
お金もない、応援してくれる人も少ない、知ってる人がいない。
そんな日本を代表する選手団います?
どのカテゴリであろうと日本を代表する選手たち。
4年に一回のW杯!
そして何より、W杯男子アベック優勝って、夢、ありません?
どのカテゴリでも日本でそれは初となります。
男女共に同大会メダルも過去にありません。
デフフットサル日本代表選手団は、日本初の快挙を成し遂げるチャンスを待ってるわけです。
ってなると、本当に沢山の人に知ってもらい応援してもらいたいじゃないですか!
批判したり文句言ってる人は何も動いてくれません。
言ったところで何も変わりません!
そういう声が、一つのポジティブな声を潰すということも知ってもらいたいもんです。
みんなが頑張る姿見て欲しいって中の人たちは思ってます。
選手の中にも自分は…いろんなリスク、自分はそんな表に出るような…という選手もいました。
でも今はみんな自分たちが前に出て毎日SNSに色々考えたことを投稿してくれています。
周りの意見としては、「見えなかった中の選手の表情や伝えたいことがわかって、応援したくなりました。」という温かい声も頂きます。
今回のクラウドファンディングをやったことで、選手たちの中の、世間に対する一つの壁を乗り越えたんだと思います。
世の中を変えてきたのは、他にない発想をもったとんでもないバカたちです!
そして仲間と共に何かを成し遂げようとしてる、今までの常識という枠を超えないと先には何も見えないと思ってる同士。
デフという障害をかかえ、深く辛い時期もあったと思います。
でも今、みんなはアスリートとして、日本代表としてW杯に挑みます。
自分たちの枠を超えよう。
一歩踏み出そう。
その先には、予想もしない未来が必ずある。
やってないからやってみる!
やらずに失敗なんてない!
自分の殻を破るために挑むというステージがある!
そう信じて、やってきたと思います。
男女みんなが書いた、クラウドファンディング実施中の自分たちのストーリー。
今まで生きてきて、デフフットサルと出会って、ここまで熱い気持ちで、フットサルをして!
日本代表として様々な覚悟を感じ取ることができました。
この記事を見て、今から応援しようと思う人は応援してください!
力をみんなにください!
クラウドファンディングのみんなの記事
スイスにてまた一つ、みんなは共に闘ってくれる仲間達と壁を越えていくでしょう
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