走りきる
昨日は準決勝!
開催国のタイでした🇹🇭
タイは前回大会準優勝で、ディフェンス力に長けたチームで、よく走る走るというイメージでした!
結果から言うと3-2で勝ちました!
昨日の試合YouTube再生も6万回を超えたようです!
でもこの四年前のW杯では、タイには到底届かないなと思いみていました。
国が3億近くの資金を提供し、選手は半年ほど合宿をはりチームとしての成熟度が高いチーム。
その四年前と同じメンバーで連携も取れた状態で、今回も1ヶ月以上、チームとして合宿をしていたと聞いてました。
【差】
タイと日本の差はどこにあったのか
試合分析
選手への落とし込み
フィジカルベースの維持
この3つだと思います。
試合分析は監督、コーチが細かいところまでの落とし込みを行い。ここ数日で修正できたところが、非常に大きく影響したと思います。
もちろん選手も監督、コーチの言うことを意識しながら映像で何度も何度も確認し、セットごとにも何度も何度も話し合っていました。
【積み重ねた意味】
フィジカルに関しては、四年前と今を比べると雲泥の差があると思います。
出力、持久力、回復力、専門性の動作の獲得を目指し、この四年間進んできました。
タイはそこに関しては進化を全く感じられませんでした。
確かに、タイはよく走る!
四年前もとてもとても走ってた!
でも、四年後、日本はもっと走れた!
いや走れる身体をみんなで手に入れたという方が良いでしょう。
そしてそれを維持できる身体を手に入れたという感じですね。
1試合ならともかく、連戦となると全く変わってきます。
連戦で勝たなければいけない試合ほど、この辺りが最後の最後に差となって出たのかなと思います。
試合に関しては、タイはファールが重なりイライラするシーンも多く見られました。
肘打ちや胸ぐらを掴んだり、アフターで引っ掛けたり、マリーシアしたりと、日本人にはあまりないような負の感情が現れた時点で、僕はイケると思いました。
タイに入って12日目でしたが、選手のコンディションに関しては、非常に良い状態で維持できていました。
体重コントロールも出来ていますし、連戦による疲労は、殆どなく、全員が全員、作り上げてきた身体を維持できていたと思います。
四年前は同じようなコンディショニングを行なってもやはり疲れによるパフォーマンスの低下は否めませんでした。
この辺りの差は、すぐに埋まるものではないので、積み重ねた時間の意味というのが、ここに来て見えてきました。
【維持し続けること】
東海林、上井という選手が、維持し続けることをデフフットサルの今の日本代表の中に植え付けたと思います。
誰よりも率先して、トレーニングを行い、理解を選手へ落とし込みをしてくれました!
デフサッカー代表の選手がデフフットサルへ転向してくれ、さらには共にフィジカルベースを作り続けました。
みんなチームといっても住んでるところも離れ離れなので、一緒にやるために引っ越したり、助け合ったりしてる時間も多くありました。
ある程度までいくと最後は、結局、個人の意識の問題になってきますが、それでも理解して継続してやってくれた選手たちには感謝しかありません。
デフの選手たちへの落とし込みというのはとても難しく、健聴者のように言えばわかるなどといったものではありません。
理論を何度も説明しても、理解していない選手は沢山いました。
とてつもなく時間はかかりました。
卓上の理論や数字だけではないものがそこには沢山ありました。
向き合い、変わり続け、あのパフォーマンスを発揮できるまでに至った選手たちが昨日のピッチにはいました。
これから先、W杯へ向けさらに上げていく予定です
積み重ねた意味が垣間見えた試合でした。
【気持ち】
監督、コーチが指示を出しても戦えるだけの準備のできていない選手はピッチで表現することはできません。
上のレベルまでいくと気持ちだけでは、何ともなりません。
気持ちというのは、準備した人たちだけが言っていいものだと思っています。
準備や覚悟がないのに気持ちもクソもありません。
今の選手たちは、その気持ちをだせる準備が出来ていると思います。
【応援】
女子のデフフットサル日本代表は、先にアジアで優勝を決めました!
女子の応援はとてもとても力になりました。
アウェイの中、そしてピッチで立つ選手には声は聞こえません。
その中でも声を出し続け、力をくれました!
想いは届く、そして響くんだなと昨日改めて思いました。
今日は14:30から決勝です。
打倒イラン🇮🇷
ゴレイロの折橋、ディフェンスの要の仲井。
この2人が累積で試合に出ることはできません。
でも何故かコケる気がしません。
2度はこけません。
色んなことが合わさり走りきることができています。
今日もみんなには身体を張り、走り切ってもらいます。
ラスト!
応援よろしくお願いします。
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