先生のプロフェッショナリズムについて
8.2 - 8の振り返りとして
いろいろなことがあった週だけど、思い出深いのは、授業研究についての勉強会。トレーナーを養成していく上で、教育の師匠に、「じゃあ授業研究をやってみようか」ということになり、 おすすめの書籍を教えてもらったのがつい最近。問題は教育専門書あるあるでKindle化がされておらず、日本から送ってもらったのでは本番に間に合わない。。。
と言うことで、苦肉の策と(当初は思って)日本からリモートで働いてくれるているインターン生にお願いして書籍の内容を一部サマリーしてもらう形で勉強会を行った。
そのインターン生が優秀すぎて色々とチャートでまとめてもらったのだけど、改めて先生という職業がいかに複雑なことを教室の中で実践しているプロフェッショナルなのか、ということを思いし知らされることとなった。
まず僕らの中に素朴にある「先生像」ないしは「プロフェッショナル像」というのは、「ある一定の理論や技術を習得し、それを教室の場で実践をする」というものであることが多いのではないか。
この本ではそういった技術的実践としての教師像を否定する。
大事なことは、その場を瞬時にどう捉えるか、どう一人一人の生徒の立場に立つのか、お互いの影響をどう考えるか、といった非常に理論化しづらい部分にこそ潜むのである。この書籍が参照する熟練教師の観察からもたらされた5つの力は次のものである
こういった一つ一つの力を丁寧にみていくと、先生が教室で行おうとしていることがいかに「複雑」なことなのか、に想いをはせることができるのではないだろうか。
もちろん生徒に背を向けて、ひたすら板書に勤しむ教師だってまだいるだろうから、全員ができているっていう意味ではないけども。念のため。
先生が教室の全員の学びをあきらめない、その時に求められる能力に畏敬の念を抱いてしまう。ただでさえ忙しい教師生活を送りながら、その実践を磨いていくために授業研究を行っていくその姿も非常に尊敬する。
カンボジアで僕らとともに学んでいるトレーナーは向上心と好奇心で溢れている。リスクをとって成長をしていくそんな関係性と安心安全もでき始めている。まさにその上に、この授業研究という、自身の授業を生徒の顔を見ながら振り返って学習していく過程をなんとかカンボジアでもできる限り実現していきたい、と心に強く思う勉強会となった。
ちなみに最近読んでいる下記の本でもその複雑な世界での実践ということについて触れられていた。この辺り、もう少し自分の中でも考えを深めて言葉にしていきたいと思う。
この書籍を紹介してくれた先生、またサクッと驚きのまとめをしてくれたインターン生、本当にありがとう。
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