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スタッフのみんなへの手紙

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この状況になって本格的に始めたことの一つがクメール語です。何度もトライしては挫折してを繰り返していたクメール語を何とかSocial Compassのみなさんの力を借りて文字の読み書きも含めて再トライしておおよそ2ヶ月。手紙を書くという授業の宿題をもらい、せっかくなのでSALASUSUで働いてくれているスタッフ達へ手紙をかいてみることにしました。

先生に少し直してもらいながら何とか完成したのが上の手紙です。文章はこんなことを書いています。

(シェムリアップ、2020年5月19日)
親愛なる従業員と教え子の皆さんへ
こうやって皆さんにお手紙で直接メッセージを書けるのを嬉しく思います。
皆さんは今仕事とお金が十分でなく、大変な時期を過ごしていると思います。そして十分な仕事を提供できないことについて大変申し訳なく思います。
でもそんなに心配しすぎないでください。私たちは生き残り、また復活するために今頑張っています。
あと2−3ヶ月まってください。良いニュースがお届け出来ると思います。
皆さんの健康と幸福を祈っています。
親愛なるケンタより

それをスタッフと繋がっているMessengerグループで投稿し、村の女の子達にもスタッフに転送してもらったところ、いくつも返事をいただきました。それを嬉しくて先生にシェアしたところ(村の女の子のも添削してもらった上で)次の授業にしていただきました。先生、ありがたし。それがこちら。

0521クメール語中級ケンタへの手紙のコピー

0521クメール語中級ケンタへの手紙のコピー2

こちらの三つのお返事。メッセージはこんな感じです。(時間かけたらこれが訳せるくらいにはなってきました!)

私はXX(名前)です。ケンタの健康と家族の幸せを願っています。(一方で仕事が戻ってくることはみんなで頑張りたい(SUSU)ですね。他の仕事でも手伝えることがあれば全力で頑張ります!)ありがとう!
私はケンタが私たちのことを本当に気にかけてくれているのがわかって凄く嬉しく思います。私はいつかみんなで仕事に戻れることを、その時に全力で仕事をがんばることを期待しています。(みんなでがんばりましょう(SUSU))。ケンタの健康と、色々と移動する上での家族も含めた安全と幸せをお祈りしています。
私からケンタへ、ありがとう。ケンタが心配してくれて、私たちみんなのことを気にかけてくれていることがわかって、心に力が湧いてきました。(これからも健康と幸福を祈っています)そして近いうちにみんなで会えることを期待しています。 XXXより

授業中だったので何とか涙をこらえたのですが、SUSUっていう言葉が合い言葉になっていることも、みんなが僕だけじゃなくて家族の健康を祈ってくれることも、また会いたいねと凄い思ってくれることも全部嬉しくて泣いてしまいました。

もうカンボジアにいて12年目に入りました。今更文字かよ、って僕もそう思います。でも今回のやりとりができたことは色んな疲れを全部ふっとばすような嬉しいことで、やっぱり「ケンタ」って呼ばれる距離に居続けることを選択して良かったと思いました。

これから本当にどうなるかわからないし、ずっと彼女たちと一緒にいるとは限りません。でも、そうやって人の人生に関わることができていること、応援し合える関係であることを嬉しく思って久しぶりのnoteを書いてみました。

立場や教育の多寡に関係なく、お互いがお互いの挑戦を応援できる社会を作りたい。僕が彼女たちに今回応援してもらったように、これからもその連鎖を起こしていけるように頑張ります。

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