『予算』との向き合い方

 本当に土日に雨が降るサイクルが続いているな・・・。

 どうも!上杉健太です!埼玉県富士見市の総合型地域スポーツクラブの代表をしながら、長野県のクラブのアドバイザーをして、生涯スポーツ社会の実現を目指して活動しています。総合型地域スポーツクラブのキャリア10年目に突入しました!

 今日は、『予算管理って大事』というテーマでお話したいと思います。どれだけ人を幸せにする素晴らしい事業をしていても、それが赤字であれば続けられないから、お金と理念の実現というのは絶対にセットで考えなければいけません。総合型地域スポーツクラブの場合、運営形態によって『予算』の捉え方には微妙に違いがありそうだなとは思うのですが、いずれにしてもしっかりお金をコントロールするということが必要です。今日はそんなお話です。


 まず、『予算』と聞いてイメージするものや、定義しているものは、人によって結構差がありそうだなと僕は思っています。それこそ僕が会社員だった頃は、『予算』と言うと”使えるお金”という意味でほぼとらえていた気がします。上司から、「これの広告物を作ってくれ。予算は○○○万円ね」とか言われれば、まさに○○○万円がその仕事で使ってもいい金額ということになります。
 ところが実際には、お金を使っておしまいというビジネスなんてあるわけがなく、そのお金を使ってどれだけの収益を作れるか、というところまでが本来は予め計算されているわけです。それが予算の全体像ですよね。いくらくらい使って、いくらくらいの収益を作り、利益がいくら生まれる。そういうのを予め計算して出しておく。それが予算だと思います。(※利益や収益から計算する場合もある)


 では『予算』というのは、なぜ必要なのでしょうか?きっとこれも色々な考え方があるのでしょうが、僕が考える『予算』の目的は、「ちゃんと黒字にする」です。冒頭にも申しましたが、赤字が続けば事業はいずれ継続できなくなってしまいます。それを避ける為に、事前に予測・計算をして黒字になるやり方・形を見つけておく。その為に予算はあると思っています。

 もしも『予算』を立てずに事業をしたら、何となく収益が立ってお金が入ってきて、何となくお金を使ってお金がなくなり、結果的にこれだけお金が残りました、あるいは気が付いたらお金がなくなっていました、みたいなことになるわけですよね。そんなことがずっとできたら、もう天才だと思います。ほとんどの人はお金を数字で見える化し、管理しなければ経営なんてできないでしょう。


 予算の目的な他にも色々とあるでしょうが、「黒字にする」が主な目的だった場合、重要なのは”予算を立てること”ではありません。重要なのは、『予算をコントロールして黒字にすること』です。

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

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