ネタバレした方がいいもの、ネタバレしない方がいいもの。

 どうも、ふじみスポーツクラブの上杉健太(@kenta_u2)です。埼玉県富士見市で、”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる”総合型地域スポーツクラブの運営をしたり、アドバイザーをしたり、コーチをしたりしています。

 最近、ほんの少しの時間でもいいからと、とにかく毎日ポスティングでクラブのチラシを配布するようにしているのですが、まだ1000部くらいしか配り終えていなくて、しかもポスティングは結構な疲労感があって、配達・訪問系のお仕事へのリスペクトが止まりません。
 慣れるまでは少し疲れを感じながらやることになりそうです。習慣化の初期段階って感じですね!


 さて今日は、『ネタバレした方がいいこと、ネタバレしない方がいいこと』というテーマでお話したいと思います。

 結論を先に言うと、総合型地域スポーツクラブはなるべくネタバレをした方がいいと思っています。どういうことかというと、「あのクラブは何をしているか分からない」と思われても一つもいいことがないから、「うちはこういうことをしていまーす!」をどんどん外部に発信した方がいいということです。これが「ネタバレした方がいい」ということです。

 もし総合型地域スポーツクラブが知識を提供するクラブなのだとしたら、もしかしたらネタバレは命取りになるかもしれません。でも実際は、私たちは体験を提供するクラブです。やってみて初めて本当の価値が生まれるものです。
 なので、「何をしているか」「どういう人がやっているか」「どうやっているか」「どういう場所でやっているか」あたりは、どんどん見せちゃった方がいいんですね。それを見た外部の人が安心して体験に来てくれるようにした方がいい。

 理想的なネタバレの仕方は、口コミだと思います。「このクラブではね、こういうコーチがやっていてね、会員は何人くらいいて、うちの子は楽しいそうよ」みたいにネタバレさせてくれると、興味を持った外部の人が来てくれるわけですね。

 ところが現在のふじみスポーツクラブのように、立ち上げたばかりでそもそも口コミによる発信をする人がいない場合、情報発信という形でネタバレをするしかありません。

(※あり難いことに、実はもう既に人を誘ってくれる人はいるのですが!)

 例えばFacebookやInstagram、Twitterであったり、Youtubeであったり。ふじみスポーツクラブではこれらの全てで発信活動をしています。特にYoutubeでは、活動の全てをダイジェスト版で流しているので、雰囲気までは伝わり切らないかもしれませんが、内容はほぼ分かるようにしています。

 ただし総合型地域スポーツクラブの中でも、ネタバレをしない方がいいこともあります。その一つが、その日の練習メニューです。これはコーチによって考え方が違うと思うので、あくまでも私の場合と捉えてください。

 私はその日の練習メニューを、あまり先に言わないようにしています。意図的に子ども達に先々の行動を決めさせたい時は、先に全部言ってあとは子ども達に任せる、というやり方をしますが、これはたまーにやるだけで、基本的には言わないです。
 なぜそうするようにしたかというと、どこかの研修か勉強会で、「練習メニューを先に言っちゃうと、子ども達は余計なことを考えてしまう」と教わったからなんです。

 ここでいう”余計なこと”とは、例えば練習の後半に疲れるメニューが待っていると分かったら、そこへ向けて力をセーブしてしまうとか、憂鬱な気持ちを前半から持ってしまうとかそういうことです。あるいは、ダッシュを10本やると分かってしまうと、10本をなるべく疲れないようにペース配分してしまい、ダッシュにならないとか、そういうことです。

(※全体を捉えてペース配分ができることも大切なのだとは思いますが・・・)

 あと、先にメニューを言わない方が「次は!?次は!?」と、子ども達のワクワクが大きくなるような気がするんですよね。このあたりは年代による差が大きい部分かもしれません。

 全体としてはどういうことをやっているのかは分かるけど、その日何をするのかという詳細は、行ってやってみないと分からない。そういう状態を作るようにしています。

 アニメとかドラマがそうですよね。登場人物は知っているし、何となくの内容も想像がつく(恋愛ものだとか、バトルものだとか)。でも、その日の放送内容の詳細は観ないと分からない。だから観ようと思う。総合型地域スポーツクラブも似ているなと思います。

 さらにスポーツの面白いところは、いくらネタバレをしたところで、絶対にネタバレしきれないということです。スポーツには、『偶然』というものと、『再現ができない』という特徴があります。だからたとえ同じ練習メニューをやっても、予測できない何かが起き、毎回同じ結果にはなりません。それがアニメやドラマとは違うところです。だから思い切ってネタバレできるわけですね。本当に面白い部分は、”ネタバレの先”にあることが明らかなので。


 ただネタバレのリスクというのも当然あります。それは、ネタバレの時点で「これなら行かなくていいか」と判断されるリスクです。例えばYoutubeで観た感想と、実際に体験した感想はたぶん一致しないのですが、Youtubeの段階で判断をされてしまう可能性があるということです。

 これを防ぐには、コンテンツと発信の質を高めるしかありません。ここは頑張りどころですね。

 ただこれは、ミスマッチを事前に防ぐことができるということでもあるので、コンテンツを変に良く見せようとする必要もないのだろうと思っています。ありのままが伝わるようにだけ頑張ればいい。そう思います。

 これからもガンガンネタバレさせていきます!

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 ということで今回は、『ネタバレした方がいいもの、ネタバレしない方がいいもの』というテーマでお話しました。
お読みいただきありがとうございました!
ではまた!

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総合型地域スポーツクラブや筆者の挑戦のリアルな実態を曝け出しています。自ら体を張って行ってきた挑戦のプロセスや結果です! 総合型地域スポーツクラブをはじめ、地域スポーツクラブの運営や指導をしているかた、これからクラブを設立しようとしているかた、特に、スポーツをより多くの人に楽しんでもらいたいと思っているかたにぜひお読みいただきたいです!

総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…

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