両親の問題に干渉しすぎたお陰
オッス!ワシ「健斗」っちゅんだけど...。
今回は、両親の問題に干渉しすぎたお陰で気が付けたことを話す。
親の問題を背負うのをやめたくて連絡先を消した。
育ててもらった親の連絡先を消すなんて、普通に考えたらありえないこと。
あまり多くはないかもしれないけど、中には似た様な経験をしてる人もいるかもしれない。
親の立場だったらショックを隠せない。
もちろんそんなことはしたくなかった。
大変な想いをしながら、育ててもらったことにも感謝してる。
親が空の上に帰るまでに、できるだけたのしい想い出を作りたいし、結婚して孫をみせたいと想ってた。
家族がバラバラになってほしくなくて、3歳から色んなところに気が付いては気を回してきた。
でも、今回言いたいのはそことは別の話だし、仕方ないの一言で片付けられるものでもない。
そんなやり場のない気持ちを抱えた経験を基に、当時の状況だったり気持ちを話していく。
両親の問題を背負うのをやめたい
3歳の時から、父さんと母さんがよくケンカしてた。
それをみて仲が良くないのかぁ...って不安になったのがきっかけ。
2人が一緒にいる時は、特に気を遣う。
毎日小さなことで言い合いをしてるのをみると、気楽に遊んでることがなんか申し訳なくなって、静かに過ごしすことが多い。
今日は何時頃に帰ってくるのか。
晩御飯は何を食べたいか。
月の生活費のやりくりの話。
食材の買い過ぎ。
仕事の苦労自慢。
父さんと母さんが会話を始めるだけでケンカ勃発。
なんとかしなくちゃって想いながらも、何をすれば仲がよくなるか分からない。
足りない頭で考えた結果、父さんと母さんの気持ちを理解することと、波風立てない様にいい子でいることに決めた。
ケンカが落ち着いたら、2人に「"大丈夫?"」って声をかけにいく。
そんな時は決まって「"大丈夫!"」って言われる。
けど、そんなことないのは幼い自分でも分かってた。
何も気にせずただ楽しみたいだけなのに...。
そんなやるせない気持ちを持ちながらも、気を遣い過ぎた結果、父さんと母さんの機嫌を伺ったり、間を取り持ってばかり。
やめればいいと分かりつつ、いつまでもそうしてしまって苦しい。
そんな状態が25年。
相変わらず父さんも母さんも歪み合ってる。
もはや離婚した方が2人の為にいい気がした。
お互いに向き合わないまま、家庭内冷戦。
ホッとけない気持ちはあるけど、このままだといつまで経っても自分のことが手につかない。
2人の間に立つのも限界。
親だからここまで気にかけたけど、さすがに放っておくことにして、LINEと電話帳の連絡を消した。
原因は自分にもある。
ちょっと干渉し過ぎなところがあるから、その影響で余計長引かせたかもしれない。
苦渋の決断だったけど、自分のこれからを安定させるため。
構ってる余裕はない。
共倒れになる前に、気が付いて距離をとることができた自分に拍手。
これから生活の基盤ができて、安定したらまた考えることにした。
日常会話さえ噛み合わない父さん
父さんは、常に生活費を稼ぐことでいっぱいいっぱい。
朝起きたらもう仕事に出て、夜寝てから帰ってくる。
休みの日は疲れ切ってるのに仕事をしたり、遊んでくれた。
何も言わないけど、頑張ってくれてることにはもちろん感謝。
ただ、何をする時も基本感情的。
家事の時も、ご飯を食べてる時も、家での過ごし方も。
父さんが納得できないことは、とにかく怒鳴りつけてくる。
教えられてるのか、ストレスをぶつけられてるのか分からない。
やり方が間違ってたとしても、頑なに変えようとしない父さん。
一回で上手くできた時なんかは、逆に調子に乗るなって怒鳴られる。
そんな状態でも、気を遣って持ち上げたり大袈裟に感心すると、少し嬉しそうにする単純さ。
とにかく一緒にいると、いつ地雷を踏むか分からなくて、身体が強張るし呼吸が浅くなる。
常に、アンテナを張ってやり過ごすのが1番。
ただ、状況によっては父さんがあまりにもわがまま過ぎるから、話し合おうとすると「"仕事が立て込んでるから後にしてけ!"」とか「"じゃあどうしろって言うのよ!"」なんて不貞腐れる。
「"じゃあいつ時間作れそう?"」と相談すると「"あとで、予定みるから待ってけ!"」って面倒臭そう。
話したら話したで、勝手に責められたって被害者ぶるし、提案したらしたでいちゃもんをつけてくる。
父さんは、自分のやり方が正しいって想ってるし、肯定してほしがる。
暴君なのに自覚がなくて、それすら包み込んであげないといけないこっちの気持ちも知ってほしい。
会話の受け答えがズレ過ぎてることで、何も進まないのがつらかった。
小学生なら分かるんだけど、24個上の大人にそれをされるとさすがに萎えてしまう。
一緒によくしていきたいから話してるのに、なんでそんなに噛み合わないのか不思議だった。
モヤモヤするけど、それでも生活できてるのは父さんが働いてくれてるから。
そうやってやり場のない気持ちを抑えてきた。
娘だと想わないとしんどい母さん
母さんも、父さんと建設的な話ができないことにイライラ。
3歳の頃から毎日ケンカしては、その時のグチや文句を淡々と聴く役回り。
正直、ため息しか出なかった。
家族5人分のご飯を用意できるか、不安と闘う父さんの気持ちは汲み取りたい。
かなりピンチなのは分かる。
けど、会話ができなくちゃ何もかもが終わり。
1人で突っ走られるとたまらない。
家族がバラバラになることだけは避けたいから、母さんのことだって慰めてあげる。
その内、母さんも心が折れてもっと自分に寄りかかる様になった。
母さんの実家でもめたこと、同僚の気になったこと、兄弟の納得できないこと、友達とケンカした話。
毎日こんなことばっかりで、空返事をしたかったけど、面倒臭そうにすると、今にも泣き出しそうで結局聴いてあげる。
話を聴き終わると「"健斗は優しいね!"」とか「"いつもごめんね!"」なんて言われるのがまたやるせなかった。
家族のこれからの話をしようとしても、無口になって話し合いにならない。
それくらい追い込まれてるんだろうなって、想うからこそ自分の気持ちを抑え込む。
学校、職場プライベートのことまで悩みが尽きないけど、それを聴いてもらえる余裕はない。
家族関係のバランスをみながら、自分のこともこなすのは大変。
実家から離れてからはよく電話をしてて、普段誰にも話せてないせいか、話し出すと止まらない。
学校で教育支援員のお仕事をしてる関係で、困った生徒とのやりとりや相談をされる。
「"〇〇ちゃんがこんなことをして、ムカついたからこう言ってやった"」
「"〇〇くんがいつまでもダラダラしてて、動いてほしいんだけど、なんて言うのがいいと想う?"」
みたいな話を1時間以上。
疲れてきて「"頑張ってるね!"」なんて言ったり「"無理しないでね!"」っていうと元気になる母さん。
ばあちゃんが習字教室をしてて、習字を習いだしたのもあって、半紙に書いた文字をスマホで撮ってよくみせてくる。
「"上手に描けたと想うんだけどどう?"」
「"習字を教えてるサークルみたいなのがあって、そこに入ろうと想うんだけどいい?"」
「"...うん、いいと想うよ!"」
「"なんでもやったらいいよ!"」
どうせやらないのは分かる。
資格を取るって言っても、気合いが入るのは参考書を買ったその時だけ。
やりたいことをみつけてお金を稼ぐって言っても、本を買うくらいで大して読みもしない。
夢が叶うみたいなノートを買っても書かない。
引き寄せの法則を信じ込み過ぎて、なんの行動もしてないのに、ただ、願うだけでお金だったり人脈がやってくると想ってる。
母親としてみると呆れて手に負えないから、娘としてみることにした。
「"いくらでもやってみればいいよ!"」
「"大変だったね〜...つらかったね〜..."」
「"次は上手く行くよ!"」
そうやって割り切らないと、自分もやってられない。
確かに厳しいのは重々承知なんだけど、父さんとの問題にも向き合えず、自分のしたいことも分からないし、続けられない母さんに愛想を尽かした。
まとめ
ここまでみてくれてありがとう!
今回は、両親の問題に干渉しすぎたお陰で気が付けたことを話した。
普通の会話の受け答えからもう成り立たない父さんと、心が折れて自分の足で立てなくなった母さん。
間を取り持ちながら、自分のことまでするのはしんどかった。
生活費を切り詰めながら、必死で働いてくれたこと。
3兄弟の面倒、食事や家事全般してくれたこと。
本当に大変だったと想う。
育ててもらったことには感謝してる。
けど、親が自ら背負った重荷を子供にまで背負わすのは、たまったもんじゃない。
やり場のない気持ちを持ちながらも、なんとか気にかけてきたけど、さすがにそれも限界。
連絡先を消した訳だけど、正直この選択で間違ってなかった。
色々あったけど、この経験をさせてくれた父さんと母さんに感謝。
あと、悩みながらも耐え抜いてくれた自分に感謝。
この話が、何かの気付きに繋がったり、じりつへの転機になると嬉しい!
バイバイ...みんな!
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