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映像制作で構図を決める際に重要なこと

カメラで撮影する時には必ず構図を意識すると思います。
よく聞くのが「日の丸構図」とか「三分割法」ですね。

「撮影 構図」などで検索すると色々な構図のパターンを紹介した記事が検索されますが、写真を前提として説明されていることが多いので、カメラワークや編集のつなぎなども考えて撮影する必要があります。

つまり、この構図で撮影すれば良いというものはなく、様々な構図のカットが合ったほうが編集しやすいです!ということで、撮影の時に意識するべきポイントをいくつか紹介したいと思います!

①構図の決め方

まず大前提ですが、構図は手段であって目的ではないです。
映像にはそれぞれのカットに意味がるので、そこを考えると選択しやすくなります。質感などのディティールを見せたいのであれば、寄りの画になりますし、人物の関係性を魅せたいのであれば引きの画になります。
当たり前のことですが、テクニックとか知識に意識がいきすぎると
目的が疎かになるので、しっかりと考える必要があります。

もう一つが映像は被写体が動くという点です。
映像の基本は止まっている物は動いて撮る、動いている物は止まって撮るです。せっかく構図が決まっても、被写体が動くのであればカットとして考えた時にあまり良くならないこともありますし、

②様々なバリエーションの構図で撮影する

カットには繋ぎもあるので、意図がなく寄りばっかりだと見づらいですし、
引きの画ばかりだとつまらない映像になります。なので、クローズアップ・ミドルショット・ロングショットと、アイライン・ローアングル・ハイアングル。これの組み合わせ(全9パターン)を意識して撮影すると様々なカットが撮れて編集した時に同じ様な画になりにくいです。

今は4Kで撮影できるカメラは普通にありますが、納品時にはFHDが一般的なので、4Kでルーズ目に撮影しておいて、編集時にクロップするといった方法もあります。映像制作の参考になれば幸いです!

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