金冠山から富士山を眺望する
修善寺温泉には目を瞑って、金冠山へ向かった。だるま山高原レストハウスでバスを降りると、駿河湾の彼方に富士山が聳えていた。しばし見惚れてから、伊豆山稜線歩道へ入ると、急登もなく、さながら緑の芝生に覆われたゴルフコースのようである。春の陽光を浴びて歩くと、稜線脇に咲くマメザクラも歓迎してくれているかのようだ。金冠山の山頂に立つと、駿河湾の向こうに絵のような富士山の眺望がひらけた。
つづいて達磨山へ向かう。舗装された緩やかな坂道を下り、戸田峠から稜線歩道に入ると、いきなり長い木段である。一つ登り終えると、また次の木段が現われる。アセビの花をめでている余裕もない。小達磨山を越えると、今度は下りの木段が続き、西伊豆スカイラインに下りると、目の前に達磨山があった。やはり長い木段がのびていて、膝が悲鳴をあげそうだ。登り口から見上げて、やはりムリはしないと決めた。振り向くと雄大な富士山が鎮座していた。
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