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ハーベイ・ブリストルクリーム

イギリス産の青い瓶に入れられた、スペイン産の琥珀色のお酒
白ワインの一種だけれど、琥珀色のその液体は、ワインと言われなければ全く気づかないだろう色と香りと、味をしている
甘いそれはデザート酒として、シェリー酒の中では一番飲まれているそうだけれど、日本では正規代理店が取り扱いをやめてしまってから、ちょこちょこと、並行輸入品を見かけるだけになってしまった

お酒がそれぽまど好きではないわたしにとって、ディサローノとハーベイが唯二つのすきなおさけだったので、残念だ
特にハーベイの美しい青い烏と甘い琥珀色は、なかなかお目にかかれないのは顔しい

この間、通話しながら薬を飲んでいたら「本当にお酒で薬を飲んでる…と、驚かれたけれど、薬を飲む一口だけ水で飲んで、そのあとお酒を飲み直すのと、そのままお酒で薬を飲むのと、どのくらい差があるというのだろう、とおもう

今も、片手いっぱいの薬を2回、お酒で飲んだ
最近ずっと気付いたんだけれど、odを「普通の人」というのは思ったよりもずっと忌避しているんだな、ということだった

別にこの程度の薬手間死ぬわけではないし、もしも結果として、ということがあった時でも、それはそれだ
ただの、結果

列に何を期待しているわけでもない
薄めた厭世観を掌に転がしているだけだ

どうせ行き場なんてなくて、わたしは誰の一番でもなくて、気が向いた時にだれかのなぐさめになれればそれでよい、といえような人間だ、ほとんどの人と同じように、居たら居たで良いけれど居なくてもだからどうということはない

夜の暗い雲の下で、厭世観だけが旨を満たしている
そんな夜に、なにができるだろうかか

君の絶望が他人の絶望への顔パスになるとでも思っているの?
十代に共感する奴はみんな嘘つき

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